抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
高専生の理科実習において2つの方法による地球半径の測定を試みた。金属製巻尺とGPSを利用して測定した2点間の距離と地心角度からは,2%程度の精度で地球半径を求めることができた。一方,高い位置から見た水平線俯角から求める方法では,大気屈折率の影響を補正する必要がある。1258mの山頂から実測した俯角は,0.72°であり,期待された1.14°よりもかなり小さくなった。当日の大気温度,気圧,湿度を勘案して求めた補正俯角は1.040°となり,なお0.3°程度の差が残る。この原因は不明であるが,この方法から地球半径を数%の精度で求めうることが分かった。