抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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まず始に,イネと米と水田について,水田は日本人の原風景であること,水田は国土の形成・保全にも大きな役割を果たしてきたことを述べた後,スーパーライス計画と古代米について,水稲ウルチ米の品種別作付面積の状況を示すとともに古代米を概説した。次に,イネの多様性に関して,イネ品種群の分類について様々な特徴を持ったイネ品種の表,色や形の異なる玄米及び成熟期の穂の写真を示し解説し,有色米(有色素米)について,香り米(匂い米,麝香米)について,観賞用イネについて田んぼアート,江戸時代の史料にみるイネの変異種を図示し,それぞれ紹介した。また,醸造への利用について,有色米・有色イネなどの利用例を挙げた後,全国各地の酒造会社や公立の研究機関で実施された例を,兵庫県立考古博物館,公立大学法人大阪府立大学,東広島の賀茂輝酒造など8つの取組み例を紹介した。最後に,種籾や情報の入手先として,農林水産省農業研究機構のホームページや,彩の国籾種生産組合等3つの団体を紹介した。