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J-GLOBAL ID：201302224639535410   整理番号：13A0727100

単位光束法の提案 住宅における多灯分散照明方式に適した簡易照明設計法に関する研究

Research on the simple design method for distributed multiple-light arrangement in the residential building

著者 (2件)： 松下進 (松下進建築・照明設計室) ,  三木保弘 (国土技術政策総合研)
資料名： 日本建築学会環境系論文集  (Journal of Environmental Engineering (Transactions of AIJ))
号： 686  ページ： 325-331  発行年： 2013年04月30日 
JST資料番号： L4761A  ISSN： 1348-0685  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 今後住宅において普及すると考えられる多灯分散照明方式に適した,簡易照明設計方式を構築するため,光束に着目した単位光束法を提案した。既存の住宅照明設計法を概観し,オフィスに倣った新しい設計法の必要性を述べたのち,単位光束法の考え方と設計手順を示した。配光の型,面積(畳),壁面反射率で構成される単位光束表の雛型を作成し,その形式に沿って照明器具ごとに単位光速表を作成した。具体的単位光速法の設計手順としては,室内全体の最大光束と最大消費電力の算出,部分光束と部分消費電力の算出式を示した。次に,単位光束法の考え方と設計手順に沿い,ある部屋を想定した設計を試行し,多灯分散照明方式を採用した場合の算出結果の例を示し,結果を考察した。単位光束法では,室内の光束を考慮することで,室内の明るさが検討でき,複数の単位光束表を用いることで,室内全体・ゾーンにおける光束の量の検討を手計算レベルで簡易にできることを示した。

シソーラス用語： *住宅 ,  *照明設計 ,  *光束 ,  *方式 ,  区域 ,  消費電力 ,  配光 ,  反射率 ,  照明器具 ,  *省エネルギー技術 ,  *節約
準シソーラス用語： *省エネルギー ,  ゾーン ,  *多灯分散照明方式 ,  *単位光束法

分類 (3件)： 照明一般・理論  (NB12010U) ,  住宅建築,農村建築,城  (RB05040V) ,  建築設備一般  (RB06010V)

引用文献 (7件)：

• 1) 三木保弘, 戸倉三和子, 淺田秀男, 松下進:小型高効率ランプを用いた多灯分散照明の提案とリビング・ダイニングにおける被験者評価及び省エネルギー性評価 住宅における多灯分散照明による光環境の質と省エネルギー性の両立に関する研究 その1, 日本建築学会環境系論文集 603号, pp.9-16, 2006.5
• 2) JIEG-009住宅照明設計技術指針, 照明学会, 2007
• 3) (社)日本照明器具工業会:ガイド121-2011 住宅用カタログにおける適用畳数表示基準, 2011
• 4) 日本工業標準調査会:JIS照明基準総則(JIS Z9110-2010)
• 5) 住宅事業建築主の判断の基準におけるエネルギー消費量計算方法の解説 p.303, 2009

タイトルに関連する用語 (7件)： 提案 ,  住宅 ,  灯 ,  照明 ,  簡易 ,  照明設計 ,  研究