抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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庄内平野中央部の余目油田のTRC-AMR 1・SK-74D井の試料の放散虫化石と渦鞭毛藻類シストを分析した。Motoyama et al.(The Island Arc,13,289-305(2004))の後期中新世から鮮新世の放散虫帯のうち4帯(下位より,Lychnocanoma magnacornuta帯,Lipmanella redondoensis帯,Lithelius barbatus帯,Spongurus pylomaticus帯)が認められた。渦鞭毛藻類群集は2化石帯3亜帯が認定された。これらの化石帯を,既存の放散虫・渦鞭毛藻類・珪藻化石帯データや庄内平野の杭井標準層序と比較検討した。余部油田の3油層の全てが北保層下部に位置すること,及び丸山層と楯山層は存在せず北保層内に不整合が存在することが判明した。余目油田では渦鞭毛虫藻類シストが豊富であり,年代決定や地層対比に有用である。