抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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現在の子ども達は,物質的な豊かさや便利さの中で生活する一方で,学校生活,塾や自宅での勉強にかなりの時間をとられ,ゆとりのない忙しい生活を送っている。また,NHKの世論調査で日常生活や自分の将来について調べた結果からは,子どもの自立が遅くなっている傾向が見られる。例えば,「将来,何になりたいかを決めている」は,39.6%から32.6%へ減少している。また,子ども達が将来に不安を感じたり,学校での学習に自分の将来との関係で意義を見出せなかったり,学習意欲が低下し,学習習慣が確立しないといった課題が国立教育政策研究所の教育課程実施状況調査の結果からみられる。このような課題を踏まえ,グローバル社会の今,従来通りの教え込み教育から21世紀型スキルを養い伸ばす教育への転換が求められている。つまり,児童一人ひとりが自分で学び自分で成長できる力を教育によって身に付けさせなければならない。そこで,子ども達を自ら学ばせる教育の方法の研究として,デジタルサイネージを活用した伝統文化の教育を例にして研究したので報告する。(著者抄録)