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J-GLOBAL ID：201302225234515779   整理番号：13A0084454

希土類磁石の保磁力発現機構における磁区構造と微構造の相互作用の役割

Role of interaction between domain structure and micro-structure in the appearance of coercovity in rare-earth permanent magnets

著者 (4件)： 小林久理眞 (静岡理工科大) ,  漆畑貴美子 (静岡理工科大) ,  庄司哲也 (トヨタ自動車) ,  矢野正雄 (トヨタ自動車)
資料名： 電気学会マグネティックス研究会資料  (電気学会研究会資料)
巻： MAG-12  号： 138-145  ページ： 11-16  発行年： 2012年12月06日 
JST資料番号： Z0924A  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 従来よりも格段に微細な結晶粒径を持ち,大きな保磁力を備えたNd-Fe-B系焼結磁石の特異な着磁機構に関する検討結果を報告した。DyフリーNd-Fe-B系焼結磁石,Sm₂Co₁₇系焼結磁石,Nd-Fe-B熱間加工磁石,NEOMAX48等を試料として,磁気特性の測定解析と平均粒径および平均磁区幅の測定解析について述べた。磁気特性の測定,解析結果と微構造,ならびに磁区構造の観察結果を示した。着磁機構として初期の磁壁運動と後期の単磁区様着磁が共存する,すなわち全体の80%程度が磁壁運動を伴う機構で着磁された後に,粒界における磁壁の安定性が前面に現れる着磁機構に切替わる試料群の存在を示した。

シソーラス用語： *永久磁石 ,  *保磁力 ,  *磁区構造 ,  金属組織 ,  微細構造 ,  相互作用 ,  結晶粒径 ,  *磁化 ,  ネオジム合金 ,  鉄合金 ,  ホウ素含有合金 ,  粒度依存性 ,  磁気的性質
準シソーラス用語： *希土類磁石 ,  磁壁運動

分類 (1件)： 電磁石  (NA05080G)

引用文献 (8件)：

• (1) M. Sagawa : "Development and prospect of the Nd-Fe-B sintered magnets", Proc. of the 21th Workshop on REPM and Their Applications, pp. 183-186 (Slovenia, 2010)
• (2) S. Sugimoto : "An overview of the Dy-saving project in Japan", Proc of the 21th Workshop on REPM and Their Applications, pp.103-105 (Slovenia, 2010)
• (3)「希土類永久磁石」森北出版(1999年〉,俵好夫,大橋健著
• (4) "Rare earth permanent magnets" ACADEMIC PRESS (1973) by E. A. Nesbitt and J.H Wernick
• (5) K. Kobayashi and D Givord, "Separation of magnetic properties of single-, multi-, and saturable multrdomain particles", J Magn Soc Japan, Vol.21, No.10, (1997)

タイトルに関連する用語 (6件)： 希土類磁石 ,  保磁力 ,  発現 ,  磁区構造 ,  相互作用 ,  役割