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J-GLOBAL ID:201302225241601281   整理番号:13A0549226

ドキュメント CHALLENGE省エネ File No.63 品質の向上と省エネを同時に実現する地下恒温工場

資料名:
巻: 65  号:ページ: 64-69  発行年: 2013年02月28日 
JST資料番号: F0218A  ISSN: 0387-1819  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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スポーツ施設や公園が広がる丘陵地の一角の約11m地下に潜ったところが,ヤマザキマザックオプトニクスのレーザ加工機の組立工場である。レーザ加工機の性能を大きく左右するのが,レンズやレーザの進行方向を変えるミラーであり,この部分に粉塵が付着すると,レーザの出力が低下して切断性能に影響を及ぼすため,レーザ加工機を作る工場には高い清浄性が求められる。また,高い精度が求められる各素材・部品を安定した状態で扱うために,製造環境には恒温性も必要である。地下に工場を作るメリットは高い清浄性・恒温性に留まらず,もう1つの大きな効果が省エネである。地下熱が16°Cで安定していることに着目して,大型の空調機を導入せず,地熱を利用した空調システムにより室温管理を行っている。外気と工場内の空気交換を行う際に,風洞に空気を通し,地熱で熱交換させ,工場内は,夏は27~28°C,冬は18~20°Cに保たれている。湿度についても,梅雨こそ小型の空調機で除湿することがあるが,それ以外の季節は25~50%の範囲に保たれている。同規模の工場を地上に建てた場合と比べると,使用電力量は84%減,エネルギーの原油換算では91%も少なくなる。
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分類 (1件):
分類
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エネルギー消費・省エネルギー 
タイトルに関連する用語 (5件):
タイトルに関連する用語
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