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J-GLOBAL ID:201302225799250418   整理番号:13A0985472

空気熱源式ヒートポンプと燃焼式温風暖房機とのハイブリッド運転によるバラ栽培の暖房費削減効果

Saving Energy with a Hybrid Heating System using an Air-to-air Heat Pump and Oil Heater in a Rose Greenhouse
著者 (4件):
資料名:
巻: 25  号:ページ: 19-28 (J-STAGE)  発行年: 2013年 
JST資料番号: L1430A  ISSN: 1880-2028  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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温室の暖房費削減の目的で,暖房能力49.2Wm-2のヒートポンプと,暖房能力199.4Wm-2の重油式温風暖房機を併用したハイブリッドシステムと,慣行の重油燃焼式温風暖房機による年間の冷暖房コストについて,静岡県磐田市の1つの温室を,2つの同面積に分けた区画において実測比較した.その結果,ハイブリッドシステム区と対照区の暖房負荷係数は3.7Wm-2K-1で,ほぼ同様の値であった.8,9月は夜間冷房を行ったため夜間の平均気温は約2.2°C低下し,夜間相対湿度も約7%低下した.暖房の最低夜温は18°Cで設定し,暖房時における温度補正をした後のA重油使用量は,ハイブリッド区は12.61Lm-2であり,対照区33.49Lm-2の約38%であった.ハイブリッド区の年間消費電力量は14.91MJm-2で,対照区の重油式温風暖房機の年間消費電力量は1.13MJm-2であった.温室の暖房用に投入したエネルギー量の比較では,対照区の投入エネルギー量が81.62MJm-2であるのに対して,ハイブリッド区の年間投入エネルギーは43.77MJm-2であった.ヒートポンプ消費電力を,暖房定格条件下のCOP3.79を用いて熱エネルギーに変換して比較すると,ハイブリッド区が78.19MJm-2であり,対照区の81.62MJm-2と比較して少なく,ヒートポンプは定格以上の能力を発揮していた.バラ温室における年間冷暖房用電力・A重油実勢価格65.8円L-1で冷暖房コストを比較した結果から,夏季の夜間冷房を行うことにより冷房経費は増加するが,年間の冷暖房費は対照区の2162円m-2に比較して,ハイブリッド区は約24%の517円m-2の暖房費が削減でき1645円m-2であった....(著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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花き・花木  ,  作物栽培施設 
引用文献 (9件):
  • 林勇. 栽培の基礎. 切り花栽培の新技術, バラ. 1998, 上, 86-98
  • 小国研作. 温室用ヒートポンプに関する研究. 農業気象. 1982, 37, 4, 317-322
  • 林真紀夫. 温室におけるヒートポンプ利用(1)暖房システム. 農業気象. 1983, 38, 4, 379-378
  • 古在豊樹. 園芸環境工学における最近の話題(5)ヒートポンプ(2)システムの構成と特徴. 農業及び園芸. 1986, 61, 6, 779-787
  • 佐々木皓二. 空気-空気型ヒートポンプによる温室環境調節. 農業施設. 1989, 20, 1, 121-127
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