文献
J-GLOBAL ID:201302225891877109   整理番号:13A0040029

礫の接触時間を用いた粒度分布の推定

Estimation of Gravel Size Distribution using Contact Time
著者 (4件):
資料名:
号: 97  ページ: 13P  発行年: 2012年12月06日 
JST資料番号: G0752B  ISSN: 0386-1678  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
河川・砂防の分野での粒度分布の計測方法は,「ふるい分け試験」が主である。しかし,この方法は現地から砂礫を運搬し,さらに乾燥させるなどの作業を必要とし,粒度分布を得るためには時間と費用がかかる。そのため,より簡易に粒度分布を推定する方法が模索されている。本研究は,砂礫と弾性体の衝突時の弾性波を用いることにより簡易に粒度分布を推定する方法を提案するものである。砂礫と弾性体の接触時間に基づいた粒度分布の推定法についての実験を実施した。単独のガラス球,ならびに単独の石球による弾性体(硬質プラスチック(POM)板)との衝突実験では,弾性波計測結果から得られる接触時間と粒径の関係について検討した。その結果,接触時間と粒径の間に良い相関が示された。また,個数の計数も良好な結果であることが示された。この実験から,個々の礫の接触時間を読み取り粒径に換算して粒度分布を推定した。しかし,この粒度分布はふるい分け試験の結果よりも平均粒径で約2倍大きい結果となることが示された。この原因のひとつとして,自然の礫が球体ではないことがあげられる。礫が弾性体に衝突・接触する箇所の形状が影響しているのではないかと考えた。そこで,礫の形状を数値化するため形状係数を用いた。使用した礫の最大径から上位10個の形状係数を用いて検討した結果,接触時間から推定した粒径が礫の中軸長と最もよい相関であった。形状係数,ならびに推定した粒径と中軸長の関係を考慮して粒度分布を推定した結果,推定した粒度分布はふるい分け試験の結果とほぼ一致することが示された。このことから,本研究で提案した間接的な粒度分布推定法が,現地での粒度分布の推定に有効であることが示された。(著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
骨材 
タイトルに関連する用語 (4件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る