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J-GLOBAL ID：201302225957924367   整理番号：13A0138060

水素パッシベーションの無い椅子型グラフェンナノリボンの電子物性に及ぼす曲率影響

Curvature effects on electronic properties of armchair graphene nanoribbons without passivation

著者 (4件)： CHANG Shen-Lin (National Cheng Kung Univ., Tainan, TWN) ,  WU Bi-Ru (Chang Gung Univ., Taoyuan, TWN) ,  YANG Po-Hua (National Center for High-Performance Computing(South), Tainan, TWN) ,  LIN Ming-Fa (National Cheng Kung Univ., Tainan, TWN)
資料名： Physical Chemistry Chemical Physics  (Physical Chemistry Chemical Physics)
巻： 14  号： 47  ページ： 16409-16414  発行年： 2012年12月21日 
JST資料番号： A0271C  ISSN： 1463-9076  CODEN： PPCPFQ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本報では,水素パッシベーションの無い湾曲した椅子型グラフェンナノリボンで,第一原理法を用い,ジッピング過程の幾何学/電子物性を調べた。曲率依存の基底状態と結合長を計算した。末端原子結合長と基底状態エネルギーは円弧角度と共に劇的に変化した。種々の椅子型リボンで,臨界円弧角度,2つの末端原子間の臨界相互作用距離,ジッピングエネルギー,非ジッピングエネルギーを検討した。エネルギー,円弧角度,相互作用距離に対するジッピングと非ジッピング要件はリボン幅に依存した。曲率に伴うバンド構造や状態密度の変化を詳細に調べた。曲率増大は,エネルギーギャップ,エネルギー分散,バンド端状態,バンド混合,バンド重なり,状態縮退のような電子構造の急激な変化を導いた。曲率変化時に半導体-金属転移が存在した。これらは,末端原子寄与,π結合とσ結合競合,2Pys2Px軌道混成と関連した。予測結果を実験測定結果により調べた。

シソーラス用語： *炭素材 ,  *ナノ構造 ,  *リボン結晶 ,  *物理的性質 ,  *曲率 ,  計算 ,  幾何学 ,  基底状態 ,  核間距離 ,  円弧 ,  角度 ,  バンド構造 ,  状態密度 ,  エネルギーギャップ ,  エネルギー散逸 ,  電子構造 ,  金属-半導体転移 ,  *グラフェン
準シソーラス用語： *ナノリボン ,  *電子物性 ,  第一原理計算 ,  結合長 ,  エネルギー分散 ,  半導体-金属転移

分類 (2件)： 炭素とその化合物  (YB02060D) ,  原子の電子構造  (BH02010V)

タイトルに関連する用語 (6件)： 水素 ,  パッシベーション ,  椅子 ,  グラフェンナノリボン ,  電子物性 ,  曲率