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J-GLOBAL ID：201302226303844298   整理番号：13A0349791

拡張Lawrence-Doniachモデル:面内磁場異方性の温度変化

Extended Lawrence-Doniach model: The temperature evolution of the in-plane magnetic field anisotropy

著者 (3件)： CROITORU M. D. (Univ. Bordeaux I, Talence, FRA) ,  BUZDIN A. I. (Univ. Bordeaux I, Talence, FRA) ,  BUZDIN A. I. (Inst. Universitaire de France, Paris, FRA)
資料名： Physical Review. B. Condensed Matter and Materials Physics  (Physical Review. B. Condensed Matter and Materials Physics)
巻： 86  号： 22  ページ： 224508.1-224508.12  発行年： 2012年12月 
JST資料番号： D0746A  ISSN： 1098-0121  CODEN： PRBMDO  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 最近行われた有機層状化合物(TMTSF)₂ClO₄の超伝導に関する実験に刺激されて,層状超伝導体における面内上部臨界磁場の温度と磁場方向依存性について,Lawrence-Doniachモデルに基づいて理論的に考察した。ここでは,層間Josephson結合と常磁性スピン分裂を考慮し,モデルを高磁場の場合に対して拡張した。その結果,Pauli対の破れ効果を無視できる場合,リエントラント超伝導が自然に導かれることを示した。また,超伝導開始の面内異方性機構は,温度領域により,コヒーレンス長の異方性を持つ臨界温度T_c0の近傍におけるGinzburg-Landau型,および,変調ベクトルと軌道効果間の強い干渉により誘起されるFulde-Ferell-Larkin-Ovchinnikov型に分類されることを明らかにした。これらの計算結果は,(TMTSF)₂ClO₄の超伝導開始温度の磁場-角度依存性の実験的測定とよい一致を示すことがわかった。

シソーラス用語： *磁気異方性 ,  *層状化合物 ,  *超伝導体 ,  *臨界磁場 ,  リエントラント転移 ,  Ginzburg-Landau方程式 ,  オレフィン化合物 ,  セレン複素環化合物 ,  *面内磁気異方性 ,  上部臨界磁場

分類 (1件)： 超伝導体の物性一般  (BM04021A)

物質索引 (1件)： TMTSF

タイトルに関連する用語 (5件)： 拡張 ,  モデル ,  面内磁場 ,  異方性 ,  温度変化