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J-GLOBAL ID:201302226772534143   整理番号:13A1244328

南シナ海の西北部縁辺を横断する地殻構造:広角地震断面からのマグマに乏しいリフティングの証拠

Crustal Structure across the Northwestern Margin of South China Sea: Evidence for Magma-poor Rifting from a Wide-angle Seismic Profile
著者 (5件):
資料名:
巻: 86  号:ページ: 854-866  発行年: 2012年 
JST資料番号: C2553A  ISSN: 1000-9515  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 中国 (CHN)  言語: 英語 (EN)
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著者らはOBS2006航海の際に南シナ海(SCS)西北部で得た484kmの広角地震断面からの結果を提示した。これまでに得た多チャンネルの地震波線(S049-18)沿いに走る線は,南シナ海の西北副盆地(NWSB),北部縁辺の大陸斜面,中沙大山塊,部分的に南シナ海海盆を横断する。13の海底地震計上で記録された地震波セクションを用いて,地殻層からの反射相,また地殻-マントル境界(Moho)からの反射相を同定した。単純な出発モデルを用いた走時のインバージョンは,本研究域での地殻イメージを明らかにした。その速度モデルによると,大陸斜面下の地殻層厚は14と23kmの間である。その線の大陸部分は,穏やかな地上方向のマントル隆起と急激な海洋方向の隆起が特徴付ける。下部地殻での速度は6.9km/秒を超えない。その新しいデータにより,著者らは,その線の位置での高速の下部地殻体(7.0km/秒以上の速度)を除外することができる。著者らは,南シナ海縁辺のこの部分はマグマに乏しいリフティングにより発達したと結論した。NWSBと西南副盆地(SWSB)は共に,5と7kmの間の地殻層厚に対する典型的な速度を表す。その間の中沙大山塊は残されたわずか6~10kmの大陸地殻とともに極端に伸びている。地殻での速度は6.5km/秒であり,恐らく下部地殻の無いことを示す。多チャンネル地震波断面によると,斜面地域と中沙山塊での一統暗沙(ヘレン礁)隆起は緩やかにのみ変形する。著者らはそれらを,引き続いて結果として西北副盆地の形成をもたらす主なリフトの肩のリフトとして働く頑丈な大陸ブロックと考えた。その伸張は主に延性下部地殻流が提供し,極端に減衰して,拡張段階で海盆中に流れ込む。著者らは北部縁辺沿いの地殻構造を比較し,大陸斜面下の地殻の東西厚層化傾向を見出した。これは大陸縁辺沿いの東西海底拡大が寄与した可能性がある。Data from the ScienceChina, LCAS. Translated by JST
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分類 (2件):
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構造地質学・テクトノフィジクス一般  ,  地震探査 

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