抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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講演などの音声に対して,読みやすい字幕を生成するためには。音声を精度よく文字化することだけでなく,文字化されたテキストをどのように提示するかということも重要となる。講演では,文が長くなる傾向にあり。1文が字幕上で複数行にまたがって表示されることになる。提示されたテキストが読みやすくなるように,適切な箇所に改行が挿入されていることが重要である。この問題に対して,字幕テキストヘの自動改行挿入に関する研究がいくつか行われている。本論文では。リアルタイム字幕生成のための改行挿入手法として,音声の入力に対して早い段階で改行位置を決定する手法を提案した。まず,改行処理の同時性を優先した方式として,文節ごとの改行処理手法を提案した。実験の結果,F値にして,文単位の手法の90.88%の改行挿入精度を達成した。次に。改行処理の同時性と精度の双方を重視する方式として,節ごとの改行挿入手法を示し,文節ごとの手法と比較評価した。その結果,被験者による主観的評価により,文節ごとの手法による字幕の方が評価が高いことを確認した。