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J-GLOBAL ID：201302227413900564   整理番号：13A0875450

草原群集の微細な空間パターンは種クローン分散能力と近隣との相互作用に依存する

Fine-scale spatial patterns in grassland communities depend on species clonal dispersal ability and interactions with neighbours

著者 (7件)： BENOT M.-L. (Univ. Rennes 1, Rennes, FRA) ,  BENOT M.-L. (Univ. Bordeaux, Talence, FRA) ,  BENOT M.-L. (INRA, Cestas, FRA) ,  BITTEBIERE A.-K. (Univ. Rennes 1, Rennes, FRA) ,  ERNOULT A. (Univ. Rennes 1, Rennes, FRA) ,  CLEMENT Bernard (Univ. Rennes 1, Rennes, FRA) ,  MONY Cendrine (Univ. Rennes 1, Rennes, FRA)
資料名： Journal of Ecology  (Journal of Ecology)
巻： 101  号： 3  ページ： 626-636  発行年： 2013年05月 
JST資料番号： C0576A  ISSN： 0022-0477  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 空間で個々の植物が非ランダムに分布する空間パターンを形成する基本的過程は同定されていない。スペーサー長に基づき3つの分散グループに分類される12クローン種を用いて,2~3cm距離内の微細なパターン形成へのクローン分散の影響を調査した。種を組み合わせて数と性質の異なる7つの型のクローン分散グループを形成して単純な草原群集を構築した。種のクローン分散能力は微細な空間パターンに影響を与えるのか,また近隣のクローン分散能力に種の微細空間パターンは修飾されるのかという2つの問題に取り組んだ。点パターン分析技術を用いて,局所的コロニー形成と空間の局所的占有に関する記述とともに植物の空間パターンを特徴付けた。非常に短いスペーサーを持つ種(クローン分散能力の低い種)は最大の空間占有を示す一方,長いスペーサーを持つ種(クローン分散能力の高い種)が空間コロニー形成を示した。また,種の空間パターンが競争相手のクローン分散能力に修飾されることを見出した。クローン分散能力だけではなく,近隣植物との生物相互作用が草原群集の空間パターンに重要な役割を果すことを示唆する。

シソーラス用語： *植物群落 ,  草原 ,  生物多様性 ,  生物相互作用 ,  クローン ,  細胞増殖 ,  空間分布 ,  生息分布
準シソーラス用語： コロニー形成 ,  種間相互作用

分類 (1件)： 植物生態学  (EE02000E)

タイトルに関連する用語 (7件)： 草原 ,  群集 ,  空間パターン ,  は種 ,  クローン ,  能力 ,  相互作用