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J-GLOBAL ID：201302227629055451   整理番号：13A1429539

超音波照射によるナノサイズカルサイトの合成とその性質

Synthesis of Nano-Sized Calcite by Ultrasound Irradiation and Its Properties

著者 (3件)： 小嶋芳行 (日本大 理工) ,  梅垣哲士 (日本大 理工) ,  西宮伸幸 (日本大 理工)
資料名： Journal of the Society of Inorganic Materials, Japan  (Journal of the Society of Inorganic Materials, Japan)
巻： 20  号： 366  ページ： 282-287  発行年： 2013年09月01日 
JST資料番号： F0275A  ISSN： 1345-3769  CODEN： JSIJFR  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 炭酸カルシウムのナノ粒子の合成方法は多種あり,最近,界面活性剤を用いた方法が報告されている。本研究では,界面活性剤を用いない方法として,Ca(OH)₂-CO₂-H₂O系反応において超音波照射によるナノサイズカルサイトの合成を目的とし,カルサイトの比表面積に及ぼす時間,懸濁液濃度および反応温度の合成条件の影響について検討した。超音波照射により水酸化カルシウムの炭酸化速度はわずかに向上し,懸濁液濃度2mass%では126m²・g^-1の比表面積を有するカルサイトが生成した。懸濁液濃度が高くなると共にカルサイトの比表面積が低くなる傾向が見られた。超音波照射によりナノサイズのカルサイトを容易に合成できた。

シソーラス用語： *炭酸カルシウム ,  *粉末製造 ,  ナノ粒子 ,  超音波応用 ,  *超音波照射 ,  懸濁液 ,  反応時間 ,  反応温度 ,  *化学合成 ,  粒径 ,  粒度分布 ,  比表面積 ,  水酸化カルシウム ,  反応速度 ,  濃度依存性 ,  有機溶媒 ,  分散度 ,  反応生成物 ,  相組成 ,  結晶構造 ,  X線回折分析 ,  電子顕微鏡観察
準シソーラス用語： 透過型電子顕微鏡法

分類 (2件)： セラミック・陶磁器の製造  (YC03020V) ,  セラミック・磁器の性質  (YC03030G)

引用文献 (17件)：

• 清水宣明. 化学工学. 2008, 72, 636-638
• SHIMIZU, N. Biochem. Eng. J. 2010, 49, 416-423
• 高木圭子. 超音波Techno. 2007, 19, 5, 41-45
• 仁宮一章. Mater. Integr. 2009, 22, 6, 8-11
• 今野友治. 超音波Techno. 1997, 9, 4, 51-55

タイトルに関連する用語 (2件)： 超音波照射 ,  性質