文献

J-GLOBAL ID：201302227690581131   整理番号：13A0362663

沖縄県南城市サキタリ洞遺跡の発掘調査(2009~2011年) -沖縄諸島における新たな更新世人類遺跡-

Excavations (2009-2011) at Sakitari-do cave site, Nanjo city, Okinawa prefecture -a new Late Pleistocene paleoanthropological site

著者 (7件)： 山崎真治 (沖縄県立博物館・美術館) ,  藤田祐樹 (沖縄県立博物館・美術館) ,  片桐千亜紀 (沖縄県立博物館・美術館) ,  國木田大 (東京大学人文社会系研究科附属北海文化研究常呂実習施設) ,  松浦秀治 (お茶の水女子大学自然人類学研究室) ,  諏訪元 (東京大学総合研究博物館) ,  大城逸朗 (おきなわ石の会)
資料名： Anthropological Science Japanese Series  (Anthropological Science Japanese Series)
巻： 120  号： 2  ページ： 121-134 (J-STAGE)  発行年： 2012年 
JST資料番号： L3455A  ISSN： 1344-3992  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 2009年度から2011年度にかけて沖縄県南城市サキタリ洞遺跡(調査区I)で発掘調査を実施し,縄文時代中期の遺物を含むフローストーン(FS層)の下に,第I層から第III層まで約2 mに及ぶ堆積が確認された。各層より得られた炭化物について放射性炭素年代測定を実施したところ,第I層上部では12445 ± 40BP,12475 ± 40BP,第II層では16370 ± 60BP,16910 ± 60BP,19260 ± 70BP,19340 ± 50BP,第III層では24410 ± 70BP,32650 ± 130BPの年代値が得られ,更新世末の堆積であることが判明した。また,第I層上部より,非現地性の海産貝や石器と考えられる石英片3点とともにヒト右上顎乳犬歯1点が出土した。(著者抄録)

シソーラス用語： *更新世 ,  *ヒト ,  *沖縄県 ,  *遺跡 ,  現地調査 ,  軟体動物 ,  食習慣 ,  犬歯 ,  放射性炭素法年代測定
準シソーラス用語： *後期更新世 ,  *サキタリ洞遺跡 ,  遺跡調査 ,  貝類

分類 (2件)： 人類学  (EA01070K) ,  新生代  (DE03040C)

引用文献 (44件)：

• 古川博恭. 琉球列島における文化遺跡包含層の層序と編年. 第四紀研究. 1980, 18, 269-279
• 具志頭村教育委員会編. 港川フィッシャー遺跡-重要遺跡確認調査報告-. 2002
• 浜田隆士. ^<14>C年代測定. ピンザアブ洞穴発掘調査報告. 1985, 180
• 長谷川善和. 琉球列島の後期更新世〜完新世の脊稚動物. 第四紀研究. 1980, 18, 263-267
• 鹿児島県教育委員会編. 土浜ヤーヤ遣跡. 1988

タイトルに関連する用語 (6件)： 沖縄 ,  遺跡 ,  発掘調査 ,  諸島 ,  更新世 ,  人類