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J-GLOBAL ID：201302227716823520   整理番号：13A1387323

Arabidopsis thaliana(コロンビア生態型)のT87細胞懸濁液におけるグラフェンによる細胞死の誘導

Induction of cell death by graphene in Arabidopsis thaliana (Columbia ecotype) T87 cell suspensions

著者 (2件)： BEGUM Parvin ,  FUGETSU Bunshi
資料名： Journal of Hazardous Materials  (Journal of Hazardous Materials)
巻： 260  ページ： 1032-1041  発行年： 2013年09月15日 
JST資料番号： B0362A  ISSN： 0304-3894  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： Arabidopsis thaliana(コロンビア生態型)のT87細胞の懸濁液に関するグラフェンの毒性を,毒性学的エンドポイントとしての形態,ミトコンドリア機能障害,反応性酸素種の生成(ROS),およびグラフェンの転位を検査することにより調査した。細胞をJouanneauとPeaud-Lenoel(JPL)培地で増殖し,0~80mg/Lの濃度でグラフェンに暴露した。走査型電子顕微鏡により形態的変化を観察し,Hoechst 33342/プロピジウムヨージドとコハク酸デヒドロゲナーゼ(ミトコンドリアの生体エネルギー酵素)で染色することにより,蛍光顕微鏡で断片化した核,膜損傷,ミトコンドリア機能不全などの悪影響を観察した。2,7’-ジクロロフルオレセインジアセタートによる細胞内ROSの分析は,グラフェンはROSの3.3倍の増加を誘導したことを実証し,ROSが細胞死シグナル伝達経路における重要なメディエイターであることを示唆した。透過型電子顕微鏡は,グラフェンの細胞への転位を検証し,エンドサイトーシスによるグラフェンの細胞への侵入を示唆する,エンドサイトーシス様構造が観察された。結論としてこれらの結果は,グラフェンがROSにより媒介されるミトコンドリア損傷を介して,T87細胞における細胞死を誘導したことを示す。Copyright 2013 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *炭素材 ,  *細胞毒性 ,  懸濁液 ,  細胞死 ,  機能障害 ,  ミトコンドリア病 ,  活性酸素 ,  転流【生体】 ,  エンドサイトーシス ,  *グラフェン ,  細胞懸濁液 ,  *シロイヌナズナ ,  遺伝病 ,  先天性疾患
準シソーラス用語： *Arabidopsis thaliana ,  ミトコンドリア機能障害

分類 (3件)： 植物に対する影響  (EE05030G) ,  炭素とその化合物  (YB02060D) ,  化学物質の毒性一般  (GZ02010C)

タイトルに関連する用語 (8件)： Arabidopsis ,  コロンビア ,  生態型 ,  T87細胞 ,  懸濁液 ,  グラフェン ,  細胞死 ,  誘導