混合食事脂肪の,多価不飽和脂肪酸/飽和脂肪酸比(P/S)脂肪酸含量改変によるヒトの食後高脂血症の調節:反復測定を伴う交差研究

KARUPAIAH Tilakavati; SUNDRAM Kalyana

文献

J-GLOBAL ID：201302227866466520 整理番号：13A1819296

混合食事脂肪の,多価不飽和脂肪酸/飽和脂肪酸比(P/S)脂肪酸含量改変によるヒトの食後高脂血症の調節:反復測定を伴う交差研究

Modulation of human postprandial lipemia by changing ratios of polyunsaturated to saturated (P/S) fatty acid content of blended dietary fats: a cross-over design with repeated measures

出版者サイト複写サービスで全文入手 {{ this.onShowCLink("http://jdream3.com/copy/?sid=JGLOBAL&noSystem=1&documentNoArray=13A1819296&COPY=1") }}
高度な検索・分析はJDreamⅢで {{ this.onShowJLink("http://jdream3.com/lp/jglobal/index.html?docNo=13A1819296&from=J-GLOBAL&jstjournalNo=U7032A") }}

著者 (2件)： ,
資料名：
巻： 12 号： Aug ページ： 12:122 (WEB ONLY) 発行年： 2013年08月
JST資料番号： U7032A ISSN： 1475-2891 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：イギリス (GBR) 言語：英語 (EN)

背景:食後高脂血症(PL)は冠状動脈の疾病につながる。食事中の脂質の脂肪酸組成は,PLの反応を緩和させるための潜在的な改変要因である。方法:多価不飽和脂肪酸と飽和脂肪酸(P/S)の割合を変えた3種類の食用油混合物について評価した(POL=0.27,AHA=1.00,PCAN=1.32)。中程度の高コレステロール血症の患者(男性9人,女性6人)に,50gの試験用脂質を8日間与え,交差試験を行った。0~7時間後の,血漿中の脂質とリポタンパク質の濃度を調べた。結果:POL,AHA,PCAN食に応答した血漿中のトリアシルグリセロール(ATG)濃度は,傾向(POL>AHA>PCAN)は見られたものの,時間×試験食の間の関係には有意(p>0.05)な差は見られなかった。TAGの曲線下面積(AUC)はAHA処理と比較して,POLで22.58%,PCANで7.63%増加した(p>0.05)。血漿中の総コレステロール(TC)の応答は,それぞれの食事の間では有意差は見られなかった(p>0.05)。試験食中のP/S比の変化は,食事中の高密度リポタンパク質コレステロール(HDL-C)濃度を有意に改変し(p<0.001),P/S比が減少するにつれて(POL>AHA>PCAN)その濃度は増加した。一対比較ではPOLとPCANとは有意であった(p=0.009)が,POLとAHAおよびAHAとPCANとは有意ではなかった(p>0.05)。HDL-CのAUCは,POLにおいて,AHAおよびPCANと比較して有意に高かった(それぞれ,p=0.015,p=0.001)。HDL-CのAUCはPCANおよびAHAと比較してPOLではそれぞれ25.38%および16.0%高くなっていた。血漿中の低密度リポタンパク質コレステロール(LDL-C)の濃度は食事の間で有意に差が見られ(p=0.005),POL食を食べた後には,PCAN(p=0.004)およびAHA(P>0.05)と比べて有意に低くなったが,AHAとPCANの間では有意な差は見られなかった(p>0.05)。LDL-CのAUCは食事の間では有意差が見られなかった(p>0.05)。結論:食事中の脂質のP/S比は,高脂血症に影響することなく,食事のHDL-Cに有意に影響した。(翻訳著者抄録)

, , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , ,
, , , , , , ,

食用油脂,マーガリン , 脂質の代謝と栄養 , 代謝異常・栄養性疾患一般

, , , , , , , , , , ,

前のページに戻る