抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
セル内をランダム方向に移動した時のMIMOチャネル特性に与えるアンテナ構成の影響について,MIMO channel matrix要素間の相関係数をシミュレーションし累積分布で検討し,以下の結果を得た。アンテナ構成を2×2,4×4とし素子配列はLineとSquareである。アンテナ構成は,Matrix要素の組み合わせによってアンテナ素子間隔及び到来波角が異なってくる,相関係数は送・受信局の両局間と片側局が現れる,それらの出現頻度が累積分布に影響を与える。累積分布では,見通し内・外とも相関係数は0付近から1近辺まで広範囲に分布する。また,到来波広がり角が小さくなると高い相関の分布となる。見通し外の時,アンテナ構成2×2は素子数が少ないため送信と受信局の片側局の頻度が高くなり,累積50%値はこれによる依存が大きい。アンテナ構成が4×4のLine-Lineになると広いアンテナ素子間隔が現れ良好な特性となる。見通し内の累積50%値の相関係数は,Riceファクタkに依存しk/(k+1)より高くなる。(著者抄録)