抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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準天頂衛星システムで,故障による衛星停止時に,停止衛星に隣接する衛星を再配置することでシステム性能を回復させる手法を開発した。準天頂衛星利用の観点から,利用可能な複数衛星のうち最も高い仰角をシステム仰角と定義し,その最低システム仰角値による性能評価を行ったところ,衛星停止時に大きな影響をうけるのは,高緯度地域のユーザであることが分かった。停止衛星に隣接する2機の衛星を再配置することで,最低システム仰角を回復することは可能で,高緯度地域のユーザに対しては,軌道面制御を伴う場合は20°以上,軌道面制御を行わない場合でも6~10°程度の改善が期待できる。また移動対象を隣接する2機のうちいずれか一方のみとする場合は昇交点赤経の大きな方を移動させる。