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J-GLOBAL ID：201302228110515656   整理番号：12A1791932

マグネシウム合金のリサイクルにおける不純物除去プロセス

著者 (2件)： 森重大樹 (関西大) ,  竹中俊英 (関西大)
資料名： 理工学と技術  (関西大学理工学会誌)
巻： 19  ページ： 81-84  発行年： 2012年11月16日 
JST資料番号： F0789A  ISSN： 1883-0021  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： マグネシウム溶湯から代表的な不純物元素(Fe,Cu)を選択的に除去する方法を検討した。Mg中のFe除去には,Mgとは反応し難く,Feとは化合物を形成し易い元素として炭素を取り上げ,不純物鉄をFe₃C化合物としてその密度差により沈降除去する方法を試みた。この場合,FeとCの反応生成物の安定化(分解防止)の目的からさらに金属Caを添加,反応後,炉冷し,試料を作製した。処理試料のキャラクタリゼーションは,SEMによりMgインゴット断面観察およびEDXによる元素分析,ICPによる試料中のFeおよびCの分布状態,濃度測定を行った。その結果,試料底部には鉄を多く含む粗大な析出物とCaがほぼ同一箇所に存在していることが確認され,鉄炭化物がCaによって凝集し,粗大なクラスターとなって溶湯下部に沈降したと考えられた。さらに,Mg中の不純物Cuの除去にはチタン棒浸漬法が有効であることが分かった。

シソーラス用語： *マグネシウム合金 ,  *リサイクル ,  除去 ,  不純物 ,  *精製 ,  *鉄 ,  炭素 ,  炭化物 ,  密度 ,  沈降 ,  カルシウム ,  添加 ,  元素 ,  分布 ,  元素分析 ,  濃度分布 ,  チタン ,  *銅 ,  *脱金属 ,  鉄化合物 ,  除鉄 ,  浸漬
準シソーラス用語： 元素分布 ,  *不純物除去 ,  密度差

分類 (2件)： 資源回収利用  (SC05060V) ,  精錬  (WD02040L)

タイトルに関連する用語 (4件)： マグネシウム合金 ,  リサイクル ,  不純物除去 ,  プロセス