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J-GLOBAL ID:201302228147599701   整理番号:13A0932652

北部湾における表層花粉分布パターンと対応堆積物力学環境

Surface pollen distribution patterns in Beibu Gulf and corresponding sediment dynamics environment
著者 (6件):
資料名:
巻: 57  号:ページ: 902-911  発行年: 2012年 
JST資料番号: A0206B  ISSN: 1001-6538  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 中国 (CHN)  言語: 英語 (EN)
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北部湾は南シナ海の西北の半閉塞湾である。著者らは花粉学的に東部北部湾からの306の表層堆積物試料を分析し,そこでの化石花粉記録の生気候解釈を改良した。表層花粉群集は,総体,樹木性,灌木性,シダ類の花粉濃度の分布に基づき,五つの花粉地域に分類することができた。五つの高濃度と三つの低濃度サブ地域をこれらの地域内で識別することができた。表層花粉群集の分布パターンは表層堆積物の粒径と調和する。高い花粉濃度を有する地域からの堆積物は,極微細~微細シルト(>7.0φ,<0.008mm)であり,一方,低花粉濃度は細砂(<3.5φ,>0.088mm)であった。表層花粉群集の堆積不均質性は密接に,海流,潮汐と波浪,海底地形が規制する花粉源,輸送,堆積作用に関係した。シダの胞子はその地域の東部縁辺沿いで非常に高い割合を示し,一方,松のような樹木型は中心に向かって濃度を増加した。灌木花粉はその供給源地域近くの海岸の周りで高い割合を表した。ダクリディウムとマングローブの花粉は低い割合でその供給源地域近くに分布した。著者らは表層花粉分布に基づき東部北部湾の堆積物の動的環境を議論した。その河口地域は海盆への重要な接近手段であり,陸生花粉粒子に対する堆積サイトである。海岸地域はそこでの潮汐の進退運動により花粉を集積することができる。湾規模の海流は花粉粒子を広げるにもかかわらず,複数海流の相互作用は花粉を集積し堆積することができた。東部北部湾の東北浅層水域での低い表層花粉濃度は,夏季の激しい波の作用が引き起こした反復洗浄と堆積物浮遊に帰することができた。瓊州海峡での強い潮汐はしばしば海底を洗い花粉の堆積に不利となり,そこでの低い表層花粉濃度をもたらした。Data from the ScienceChina, LCAS. Translated by JST
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分類 (2件):
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堆積岩  ,  古動植物全般 

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