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J-GLOBAL ID：201302228242719030   整理番号：13A0239131

胸部形状に左右差のある乳がん術後女性の補整パッド装着時の着用感,衣服圧,重心について

Clothing Comfort, Clothing Pressure and Center of Gravity Measured in Women with Breast Asymmetry After Breast Cancer Surgery Wearing Brassieres with Shape-correcting Pads

著者 (3件)： 岡部和代 (京都女大) ,  諸岡晴美 (京都女大) ,  谷田貝麻美子 (千葉大)
資料名： 繊維製品消費科学  (Journal of the Japan Research Association for Textile End-Uses)
巻： 54  号： 1  ページ： 68-75  発行年： 2013年01月25日 
JST資料番号： G0575A  ISSN： 0037-2072  CODEN： SESKB9  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究の目的は,乳がん術後女性のブラジャーと補正パッドの不具合解決に向けた指針を得ることであった。被験者は,胸部形状に左右差のある乳がん術後女性12名(右全摘4名,左全摘4名,温存4名)であった。実験1では適合したブラジャー(Myブラ)と補正パッド(Myパッド)を,実験2ではMyブラに同一型で重量の異なる補正パッド(トライアングル型シリコンパッド)6種を試料とした。その結果,実験1で全摘の被験者は,肩がこる,左右のバランスが気になる,全体的な圧迫感があると,半数以上が訴えた。パッドを装着しない時の重心は多くの事例で術側にあったが,パッドを装着すると健側方向に変位した。実験2では,全体の衣服圧はパッドの重量増加で高くなったが,特に術側の衣服圧が増加した。また被験者はパッドが重いと感じ,肩がこる,全体の圧迫感がある,左右のバランスが気になると訴えた。術側の負担を軽減するには,被験者ごとに補正パッドの重さを再検討する必要があった。

シソーラス用語： *胸部 ,  *形態 ,  *性質 ,  *乳房腫瘍 ,  *患者 ,  *女性 ,  *下着 ,  *パッド ,  *据付 ,  *圧迫 ,  *衣服 ,  *重心 ,  *衣服圧 ,  *術後患者 ,  *補整下着 ,  *身体部位
準シソーラス用語： *形状 ,  *左右差 ,  *装着 ,  着用 ,  *乳癌

分類 (1件)： 関連産業  (YM01060D)

引用文献 (13件)：

• 1) 川端博子,谷田貝麻美子;乳がん術後女性における衣生活の不都合と着装意識,家政誌, 63(2) :93-102 (2012)
• 2) 藤崎郁;ボディイメージの変化にともなうケア(1),“乳がん患者へのトータルアプローチ”;的場典子,長瀬慈村 監修, ピラールプレス,東京,P.195-201(2005)
• 3) 真壁玲子, 中西睦子;乳房切除術を受けた患者のボディ・イメージ変容に関する研究,日本赤十字看護大学紀要,7:10-20(1993)
• 4) 川端博子,谷田貝麻美子;乳がん術後女性のブラジャーの着用実態からみた不具合,家政誌,62(10):649-658(2011)
• 5) 谷田貝麻美子,阿部恭子,佐藤真理子,若林槇子,川端博子;乳がん術後の衣生活における諸問題家政誌,61(6):365-373(2010)

タイトルに関連する用語 (8件)： 胸部 ,  左右差 ,  乳がん ,  女性 ,  パッド ,  着用感 ,  衣服圧 ,  重心