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J-GLOBAL ID:201302228273083591   整理番号:12A1798364

DNA複製ヘリカーゼによるタンパク質障害物の回避

Bypass of a protein barrier by a replicative DNA helicase
著者 (8件):
資料名:
巻: 492  号: 7428  ページ: 205-209  発行年: 2012年12月13日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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DNA複製ヘリカーゼは一般に,DNA二重らせんの一方の鎖を囲むように1個の六量体を形成し,その鎖に沿って動きながら相補鎖を剥がすように外して,DNAらせんをほどく(立体排除と呼ばれる)。これに対し,サルウイルス40(SV40)のDNA複製ヘリカーゼであるラージT抗原は,2個の六量体が重なり合った形で機能し,中央の穴を通る二本鎖DNAを少しずつ押し動かして,一本鎖DNAを横方向へはみ出させると報告されている。今回我々は,単一分子解析とアンサンブル解析を用いて,SV40複製起点上で集合させたラージT抗原が,1個の六量体の形で働いて,一本鎖DNA上を3′→5′方向へと移動し,効率よくDNAをほどくことを明らかにした。意外なことに,ラージT抗原は移動中の鎖にDNA-タンパク質間の架橋があっても乗り越えてDNAをほどいていくことから,ラージT抗原は,環を開いてかさばる付加物を回避している可能性が考えられる。これらのデータを総合すると,複製ヘリカーゼの作用機構は非常に広く保存されていることが明白であり,また複製ヘリカーゼとDNA損傷との相互作用に,新たな種類の柔軟性があることが明らかになった。Copyright Nature Publishing Group 2012
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分類 (2件):
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遺伝子の複製  ,  酵素一般 
タイトルに関連する用語 (5件):
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