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J-GLOBAL ID：201302228357268171   整理番号：13A1796277

廃CCA処理木材の適正処理・資源化システム構築に関する研究~解体・再資源化業者への実態調査とCCA成分除去法の実験的検討~

STUDIES ON PROPER TREATMENT AND RECYCLING SYSTEM FOR CCA-TREATED WOOD WASTE~FACT-FINDING SURVEY FOR DEMOLISHERS AND RECYCLING COMPANIES AND EXPERIMENTS FOR REMOVAL TECHNIQUE OF CCA COMPONENTS~

著者 (4件)： 阿賀裕英 (北海道総合研究機構 環境科学研究セ) ,  古市徹 (北大 大学院工学院) ,  石井一英 (北大 大学院工学院) ,  谷川昇 (日本産業廃棄物処理振興セ)
資料名： 環境システム研究論文集  (土木学会論文集 G(環境))
巻： 41  ページ： II.391-II.400  発行年： 2013年10月19日 
JST資料番号： Y0732B  ISSN： 1345-9597  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 廃棄物系木質バイオマスは,燃料用などに利用が進んでいる。しかし建築解体木材の中で木造住宅の土台などはCCA処理されており,その有害性から解体時の分別・適正処理が求められている。罰則などの強制力がないことから,各リサイクルルートへの混入が懸念されている。本研究はCCA処理木材の分別状況を詳細に把握することを目的とした。北海道内の建設業303社に電話によるアンケート調査を行い,CCA処理木材に対する認識,分別実施状況,判別方法などを尋ねた。その結果,約71%のCCA処理木材が分別漏れしていること,CCA処理木材がりサイクルルートに支障のあるレベルで混入していること,現状の焼却や埋め立て処分にも問題のあることが明らかとなった。また希硫酸によるCCA成分の抽出条件を調べ,効率的な抽出条件を見出した。

シソーラス用語： *木材防腐剤 ,  *リサイクル ,  アンケート ,  北海道 ,  *CCA防腐剤 ,  *廃木材 ,  *抗微生物薬 ,  *薬物 ,  *利用 ,  *再利用 ,  *固形廃棄物
準シソーラス用語： *廃材 ,  *廃棄木材 ,  アンケート調査

分類 (3件)： 環境問題  (SA01020V) ,  資源回収利用  (SC05060V) ,  廃棄物処理  (RA01095A)

引用文献 (19件)：

• 社団法人日本エネルギー学会編:バイオマスハンドブック第2版,pp.63-67,オーム社,2009.
• 北海道地方建設副産物対策連絡協議会建設発生木材リサイクル促進部会:建設発生木材リサイクル推進マニュアル(北海道版),pp.8,2008.
• 渡辺洋一,倉田泰人,小野雄策,細見正明:建設廃木材破砕施設における有害金属等の収支,廃棄物学会論文誌,Vol.14,No.6,pp.343-352,2003.
• 吉野秀吉,坂本広美,斉藤邦彦,渡辺久典:建設発生木材のリサイクルチップおよび製品に含まれる防腐剤の含有量,神奈川県環境科学研究センター第13回業績発表会要旨集,pp.21-24,2004.
• 清野新一,東智則,石河周平:北海道における木質廃棄物発生量の推定,第13回廃棄物学会研究発表会講演論文集,pp.13-15,2002.

タイトルに関連する用語 (11件)： CCA ,  処理木材 ,  適正処理 ,  資源化 ,  システム構築 ,  研究 ,  解体 ,  再資源化 ,  実態調査 ,  除去法 ,  実験