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J-GLOBAL ID：201302229035377508   整理番号：13A0160201

ラットにおける酸化亜鉛ナノ素材の毒性学的研究

Toxicological studies of zinc oxide nanomaterials in rats

著者 (2件)： GANTEDI Shilpa (Vaageswari Coll. of Pharmacy, Andhra Pradesh) ,  ANREDDY Rama Narsimha Reddy (Vaageswari Coll. of Pharmacy, Andhra Pradesh)
資料名： Toxicological and Environmental Chemistry  (Toxicological and Environmental Chemistry)
巻： 94  号： 9-10  ページ： 1768-1779  発行年： 2012年10月 
JST資料番号： D0907A  ISSN： 0277-2248  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ラットの肺にリン酸緩衝生理食塩液に1%Tween80(対照溶媒),ZnOナノ粒子,カルボニル鉄(陰性対照)あるいは石英粒子(陽性対照)をそれぞれ1あるいは5mg/kgの用量で添加した液を気管内に注入し,注入24時間後,1週間後あるいは1か月後に気管支肺胞洗浄(BAL)液,血液ならびに肺,肝臓,腎臓,心臓,膵臓及び脳の各組織を採取した。肺毒性を調べるために,BAL液中の乳酸脱水素酵素(LDH)及びアルカリ性ホスファターゼ(ALP)活性を測定した。ZnOあるいは石英粒子曝露により,全曝露期間でBAL液中のLDH及びALP活性の一時的な用量依存性増加を認めた。肺以外の毒性を調べるために,血液中の組織損傷生物標識を測定した。肺,肝臓及び腎臓の組織病理学的検査により,用量依存性の変性と壊死を認め,これらは注入1週間後で悪化したが,1か月後には回復した。石英あるいはZnO粒子の曝露により,膵臓,心臓及び脳は組織病理学的には顕著な変化を示さなかった。これらのデータは,Znナノ粒子のラット気管内注入により肺毒性が石英粒子よりも強く発現し,またZnナノ粒子の肺以外の毒性は肝臓及び腎臓への転流による可能性があることを示唆するものであった。

シソーラス用語： *酸化亜鉛 ,  *ナノ粒子 ,  ナノ構造 ,  材料 ,  *毒性 ,  ラット ,  気管支肺胞洗浄液 ,  乳酸デヒドロゲナーゼ ,  アルカリ性ホスファターゼ ,  ナノ材料
準シソーラス用語： *肺毒性

分類 (2件)： 動物に対する影響  (EE05040R) ,  金属及び金属化合物の毒性  (GZ02022V)

タイトルに関連する用語 (5件)： ラット ,  酸化亜鉛 ,  素材 ,  毒性学 ,  研究