抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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BIMの現状は,ワークフロー全体での投資の負荷分散を図り,ファークフロー全体で回収する流れを築くことが先決,の段階にある。当稿では,BIMを導入して活用しながらも,生産性向上の壁を乗り越えられずにいる施工段階でのBIMデータ利活用について述べた。戸田建設では,BIMモデルのメインプラットフォームとしている幾つかのBIMソフトとの連携が可能な「Vico Office」というソフトを使い,施工段階におけるBIMデータの本格的利活用に向け検証を進めている。このソフトは3次元モデルと工程管理などの時間軸(4D),コスト情報(5D)との連動を実現するものである。もともとは米国発のソフトであるので,その機能を日本の建設市場で展開させるには,日本の商習慣と合致したオリジナルなデータベース構築が必要不可欠と判断される。施工部門へのBIMリテラシー向上を促す方策も重要であるが,情報抽出対象であるBIMモデルとの関連性が,ワークフロー全体に関連するとして重要課題である。