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J-GLOBAL ID：201302229420945746   整理番号：13A1318236

停止ペプチド: 翻訳のcis作用調節因子

Arrest Peptides: Cis-Acting Modulators of Translation

著者 (2件)： ITO Koreaki (Kyoto Sangyo Univ., Kyoto, JPN) ,  CHIBA Shinobu (Kyoto Sangyo Univ., Kyoto, JPN)
資料名： Annual Review of Biochemistry  (Annual Review of Biochemistry)
巻： 82  ページ： 171-202  発行年： 2013年 
JST資料番号： A0490A  ISSN： 0066-4154  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： リボソーム停止ペプチド(RAP)について概説した。RAPはリボソームの内部構成要素と結合する停止配列と呼ばれる特定のアミノ酸配列を持つポリペプチドの総称で,様々な生物種において幅広く存在することが報告されている。RAPのリボソームとの結合はcis特異的であり,それにより翻訳の伸長あるいは終結において翻訳の停止を誘導する。RAPはその翻訳停止を特定のエフェクター分子により誘導可能なクラス,および内因性に翻訳停止されるクラスの2種類が存在する。RAPによるリボソームの停止は,mRNAのリボソーム占有期間および位置に影響し,結果として標的遺伝子の発現および局在に影響する。RAPの停止配列の違いによりリボソームとの結合様式が変化するが,リボソームのペプチジルトランスフェラーゼ中心(PTC)近くのリボソーム内の残基に結合するという共通点があることが,SecMやMifMといった様々なRAPの生化学的および構造学的研究から分かってきている。SecMやMifMの解析から,翻訳停止が初期ポリペプチドの物理的力によって調節されることが分かってきている。

シソーラス用語： *リボソーム ,  *翻訳【遺伝】 ,  *ポリペプチド ,  ペプチジルトランスフェラーゼ ,  ペプチド結合 ,  アミノ酸配列 ,  膜タンパク質 ,  細菌タンパク質 ,  大腸菌 ,  枯草菌 ,  アミノアシルtRNA ,  ペプチジルtRNA ,  新生ペプチド ,  *翻訳停止 ,  微生物 ,  芽胞形成菌
準シソーラス用語： MifM蛋白質 ,  SecM蛋白質

分類 (1件)： 遺伝子発現  (EC02040Q)

タイトルに関連する用語 (4件)： ペプチド ,  翻訳 ,  CIS ,  調節因子