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J-GLOBAL ID:201302229434543896   整理番号:13A0644505

H.annosum s.l.に対するノルウェートウヒの防御情報伝達の原発モジュールはサリチル酸介在情報伝達の拮抗作用を受けないジャスモン酸介在情報伝達であると思われる

The primary module in Norway spruce defence signalling against H. annosum s.l. seems to be jasmonate-mediated signalling without antagonism of salicylate-mediated signalling
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資料名:
巻: 237  号:ページ: 1037-1045  発行年: 2013年04月 
JST資料番号: C0607A  ISSN: 0032-0935  CODEN: PLANAB  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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ヨーロッパの林業のための重要な樹種のひとつはノルウェートウヒ[Picea abies(L)Karst.]である。その主要病害のひとつは毎年莫大な収入損失をもたらすHeterobasidion parviporum(Fr.)Niemela & Korhonenに起因する樹幹および根元(butt)腐朽病である。この研究で著者らは,過去にH.parviporumへの応答で観察されたサリチル酸およびジャスモン酸/エチレン介在情報伝達経路と関連すると推定されるノルウェートウヒの遺伝子の並行誘導を調べた。ノルウェートウヒのH.parviporumへの誘導防御反応における役割を評価するために,付傷および腐生生物防除菌類のPhlebiopsis giganteaまたはH.parviporumのいずれかを接種した後のサリチル酸およびジャスモン酸/エチレン介在情報伝達経路に含まれる遺伝子の樹皮試料での相対的遺伝子発現度を,付傷の場所および付傷/接種場所から離れた2位置における定量PCRによって分析した。異なる経路に特徴的な遺伝子の異なるホルモン刺激に対する応答を決定するために,フェニルアラニンアンモニアリアーゼ阻害剤の2-アミノインダン-2-ホスホン酸に加えて,サリチル酸メチル,ジャスモン酸メチルおよびジャスモン酸/エチレン情報伝達経路の阻害剤によるノルウェートウヒの処理を行った。データは,この研究の中で分析した遺伝子の誘導においてはジャスモン酸介在情報伝達が,サリチル酸へのそれらの応答とは関係なく,中心的な役割を果たすことを示唆する。これは,ジャスモン酸介在情報伝達はノルウェートウヒのH.annosumに対する防御情報伝達網の事前に順位付けされたモジュールであり,この相互作用においてはモジュール間の即時の拮抗作用はないらしいことを示唆すると思われる。Copyright 2012 Springer-Verlag Berlin Heidelberg Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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植物ホルモン  ,  菌類による植物病害  ,  森林保育 
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