抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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後期古生代もしくはペルム-石炭紀のゴンドワナの汎世界的層序は広範囲で長期間に及ぶ氷河作用(~67Ma)と,幾度にも及ぶ氷室状態から温室状態への移行で特徴づけられる。標記地域のドリル孔GDH-45中のゴンドワナ層序における砂岩及び泥岩中の鉱物学的及び組成的変化は,変質作用の鉱物学的指数(MIA)と化学的指数(CIA)を用いて,気候変化の枠組みの中で説明可能である。Khalaspirゴンドワナシーケンスの最下部ユニット(ユニット1)における低いMIA(<75)とCIA(<70)値は,源岩の化学的風化が最小であることを示唆し,寒冷で乾燥した氷河気候を暗示する。その上位のユニット2中では,両指数は上方に向かって増加し,温暖化と退氷を示唆する。ユニット3における非常に高いMIA(80-100)とCIA(90-100)値は,後氷河環境における温暖で湿潤な気候条件に伴う強い化学的風化作用を示す。これらの変化は砂岩と泥岩中に記録されている。Khalaspirシーケンス内における気候条件の変化は他の大陸ブロックのゴンドワナ層序と良く対応しており,ペルム-石炭紀の間のゴンドワナ大陸における気候変動と気候による影響の及ぶ範囲を記録している。Copyright 2013 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.