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J-GLOBAL ID：201302229894878349   整理番号：13A0013914

CaO-LiCl複合反応材料を用いたケミカルヒートポンプにおける出力特性評価

Evaluation of Output Power Characteristics of Chemical Heat Pump by Using CaO-LiCl Compound Reactant

著者 (2件)： 鬼頭毅 (名古屋大学大学院工学研究科化学生物工学専攻) ,  小林敬幸 (名古屋大学大学院工学研究科化学生物工学専攻)
資料名： 化学工学論文集
巻： 38  号： 3  ページ： 172-175 (J-STAGE)  発行年： 2012年 
JST資料番号： S0110B  ISSN： 0386-216X  CODEN： KKRBAW  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： CaO/H₂Oケミカルヒートポンプは蓄熱過程において,理論平衡温度に比べて高い蓄熱温度が必要となることが知られている.これまで酸化マグネシウムにハロゲン塩を加えて反応材料を複合化することにより脱水反応の反応速度を高め,蓄熱温度を低下させる手法が提案されている.本研究では,CaO/H₂Oケミカルヒートポンプにおける蓄熱温度の低温化を目的として,酸化カルシウム-塩化リチウム複合反応材料を用いて実機相当の実験装置によるサイクル実験からその出力特性を評価した.その結果,酸化カルシウム単体では出力が不可能である643-663 Kの蓄熱温度においても,複合反応材料を用いることにより出力が可能であることが示された.また,連続サイクル実験では100回程度の繰り返しにおいて出力密度の履歴及び反応材料利用率に大きな変化はなく本反応材料における出力の安定性が示された.(著者抄録)

シソーラス用語： *酸化カルシウム ,  *塩化リチウム ,  *複合反応 ,  *ケミカルヒートポンプ ,  *特性 ,  蓄熱 ,  酸化マグネシウム ,  ハロゲン化合物 ,  脱水反応 ,  反応速度 ,  水 ,  *化学反応 ,  *化合物 ,  安定性
準シソーラス用語： *出力特性 ,  複合化 ,  *反応物

分類 (2件)： 反応装置  (XE01030X) ,  化学装置一般  (XB01010S)

引用文献 (4件)：

• Ishitobi, H., K. Uruma, M. Takeuchi, J. Ryu and Y. Kato; “Dehydration and Hydration behavior of Metal-Salt-Modified Materials for Chemical Heat Pumps,” Appl. Therm. Eng., 1–6 (2011)
• Ogura, H., M. Kanamori, H. Matsuda, M. Hasatani, M. Yanadori and M. Hiramatu; “Heat Storage Characteristics of Chemical Heat Pump Using Ca(OH)₂/CaO Reversible Reaction,” Kagaku Kougaku Ronbunshu, 19, 553–557 (1993)
• Ryu, J., N. Hirao, R. Takahashi and Y. Kato; “Dehydration Behavior of Metal-salt-added Magnesium Hydroxide as Chemical Heat Storage Media,” Chem. Lett., 37, 1140–1141 (2008)
• Lee, S. K., H. Matsuda and M. Hasatani; “Rate Enhancement of the Dehydration of Ca(OH)₂ under Reduced Pressures,” Kagaku Kougaku Ronbunshu, 12, 165–171 (1986)

タイトルに関連する用語 (5件)： CaO ,  複合反応 ,  ケミカルヒートポンプ ,  出力特性 ,  評価