抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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近年,チッブ内の回路をネットワークで結合するNoC(Network on Chip)が注目されている,NoCでは,パケットの流れを制御するルータ回路の性能によってシステム全体の性能が大きく左右されるため,ルータ内におけるパケットを平滑化するのに,各物理リンクまたは仮想チャネルに対して,バッファメモリが設けられている。このメモリを効率的に使用するため,著者らは,マルチポートメモリの利用による,複数の物理リンクにまたがる共有法を検討した。そして,少ないハードウェアで実装でき,かつ性能が低下しない新しい実装法として,共有メモリを複数のブロックに分割して共有する「ブロック単位共有」を提案した。その性能とハードウェアコストの評価を行った結果,これまでのフリット単位の共有に比べて,より少ないハードウェアコストで実装できることが確認できた。また,従来法のようなチャネル間の共有に比べ,より高い通信性能を実現できることも確認できた。