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J-GLOBAL ID：201302229972424074   整理番号：13A0054966

グラフェン増強ラマン散乱における電荷移動機構

Charge-Transfer Mechanism in Graphene-Enhanced Raman Scattering

著者 (5件)： LING Xi (Peking Univ., Beijing, CHN) ,  MOURA L. G. (Universidade Federal de Minas Gerais, MG, BRA) ,  MOURA L. G. (Universidade Federal de Vicosa, MG, BRA) ,  PIMENTA Marcos A. (Universidade Federal de Minas Gerais, MG, BRA) ,  ZHANG Jin (Peking Univ., Beijing, CHN)
資料名： Journal of Physical Chemistry C  (Journal of Physical Chemistry C)
巻： 116  号： 47  ページ： 25112-25118  発行年： 2012年11月29日 
JST資料番号： W1877A  ISSN： 1932-7447  CODEN： JPCCCK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 一般的にラマン散乱の化学強化機構では励起状態での電荷移動と基底状態での電荷移動の二つの機構があり,それは増強ラマン信号の異なる励起波長依存性で判別される。ここではグラフェン上の銅フタロシアニン(CuPc)分子のラマン励起スペクトルを545~660nmの範囲で測定し,グラフェン増強ラマン散乱(GERS)における電荷移動機構のタイプを調べた。得られたスペクトルは通常のラマン散乱のものと同じであり,可能性ある電荷移動共振ピークが観察されないことから,基底状態の電荷移動機構であることが明らかにされた。分子の自己吸収で取得が困難な分子のラマン励起プロファイルがGERS系では容易に得ることができる。

シソーラス用語： *表面増強Raman散乱 ,  *電荷移動 ,  *波長依存性 ,  炭素材 ,  *グラフェン

分類 (3件)： 無機化合物の赤外・Ramanスペクトル(分子)  (BH06032B) ,  炭素とその化合物  (YB02060D) ,  第11族,第12族元素の錯体  (CE01050Y)

物質索引 (1件)： 銅フタロシアニン

タイトルに関連する用語 (4件)： グラフェン ,  増強 ,  ラマン散乱 ,  電荷移動