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J-GLOBAL ID：201302230076069662   整理番号：13A1542724

EGFRのTyr845のリン酸化により調節される細胞機能

Cellular Functions Regulated by Phosphorylation of EGFR on Tyr845

著者 (1件)： SATO Ken-ichi (Kyoto Sangyo Univ., Kyoto, JPN)
資料名： International Journal of Molecular Sciences (Web)  (International Journal of Molecular Sciences (Web))
巻： 14  号： 6  ページ： 10761-10790 (WEB ONLY)  発行年： 2013年06月 
JST資料番号： U7038A  ISSN： 1422-0067  CODEN： IJMCFK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： スイス (CHE)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： Src遺伝子産物と上皮成長因子受容体(EGFR)は,癌遺伝子の原型であり,それぞれ,細胞質の非受容体チロシンキナーゼや膜貫通受容体チロシンキナーゼとして働いている。SrcやEGFRの発見とその後の研究によって癌や他の細胞の生物学において画期的な進展がもたらされた。1995年に,我々はヒトの扁平上皮癌細胞A431がSrcとEGFRを両者が会合した形でもち,SrcがEGFRのTyr845(Y845)をリン酸化することを発見した。Y845はEGFRのキナーゼドメインの活性化断片にあり,その場所は多くの蛋白質キナーゼが自己リン酸化やトランスリン酸化を行う部位を含む領域である。Y845のリン酸化は正常細胞のみならず癌細胞でも重要な役割を持つことが分かってきている。この総説では,EGFRのY845のSrcによるリン酸化が,細胞増殖,細胞周期,ミトコンドリアの代謝などの調節にどのように関与するかについてまとめた。そして,Y845リン酸化の構造的な洞察と生理的関連についても議論した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *EGF受容体 ,  Srcタンパク質 ,  *チロシンキナーゼ ,  *癌遺伝子 ,  扁平上皮癌 ,  タンパク質キナーゼ ,  細胞増殖 ,  細胞周期 ,  代謝調節 ,  ミトコンドリア ,  *細胞情報伝達
準シソーラス用語： 上皮成長因子受容体 ,  EGFR ,  *Srcキナーゼ

分類 (4件)： 細胞生理一般  (EF02010S) ,  細胞膜の受容体  (EF04030C) ,  細胞分裂・増殖  (EF02020D) ,  腫ようの化学・生化学・病理学  (GE02030N)

タイトルに関連する用語 (4件)： EGFR ,  リン酸化 ,  調節 ,  細胞機能