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J-GLOBAL ID:201302231318918801   整理番号:13A1771131

黒潮続流から得られたメガマウス Megachasma pelagiosの胃内容物:オキアミ群集の摂餌の証拠

Stomach contents of a megamouth shark Megachasma pelagios from the Kuroshio Extension: evidence for feeding on a euphausiid swarm
著者 (2件):
資料名:
巻:号:ページ: 203-206 (J-STAGE)  発行年: 2012年 
JST資料番号: L3253B  ISSN: 1880-8247  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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現在までに50標本以上のメガマウス Megachasma pelagiosが報告されているが,依然として本種の生態観察は限られている。本研究では,2007年7月に黒潮続流におけるカツオ巾着網漁で捕獲され,沖縄美ら海水族館に寄贈されたメガマウス雌の標本について調べた。本標本は未成熟の雌で,全長3667mm,体重361kgであった。胃内容物は,検査前の標本から失われた部分を除いて,2200mLと計測された。少量(14.6 mL)の胃内容物について詳しく調べた結果,未分解のミミズ様生物,部分的に分解した10個体のオキアミ類,及び多数のアキアミ類の断片が確認された。ミミズ様生物はおそらく条虫類などの寄生虫と判断された。部分的に分解したオキアミ類については,Nematoscelis difficilisの1個体を除き,ツノナシオキアミ Euphausia pacificaと同定された。断片化した右下顎の個数は他の付属肢よりも個数が少ないため,これに基づいて推定すると,胃内容物中のオキアミ類の総数は少なくとも18000個体であった。胃内容物にオキアミ類が多数存在することから,本研究の標本は海洋でツノナシオキアミの群集を摂餌していたことが示唆された。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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魚類  ,  個体群生態学 
引用文献 (15件):
  • AMORIM, AF. Description of a juvenile megamouth shark, Megachasma pelagios, caught off Brazil. Environ Biol Fish. 2000, 59, 117-123
  • BERRA, TM. A specimen of megamouth shark, Megachasma pelagios (Megachasmidae) from Western Australia. Rec West Aust Mus. 1990, 14, 651-656
  • BRINTON, E. Two new species of Euphausiacea, Euphausia nana and Stylocheiron robustum from the Pacific. Crustaceana. 1962, 4, 167-179
  • CAIRA, JN. On the tapeworms of Megachasma pelagios : description of a new genus and species of lecanicephalidean and additional information on the trypanorhynch Mixodigma leptaleum. Biology of the Megamouth Shark. 1997, 181-191
  • COMPAGNO, LJV. Bullhead, mackerel and carpet sharks (Heterodontiformes, Lamniformes and Orectolobiformes). 2001
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