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J-GLOBAL ID：201302231936584833   整理番号：13A1657291

リアルタイム電気料金を用いた需要家側制御によるPV導入時の配電系統電圧維持に関する検討

A study on Voltage Control in Distribution System with Photovoltaic Generations by Means of Demand Side Management Based on Real Time Pricing

著者 (4件)： 丹野剛 (北大) ,  原亮一 (北大) ,  北裕幸 (北大) ,  田中英一 (北大)
資料名： 電気学会電力技術研究会資料  (電気学会研究会資料)
巻： PE-13  号： 43-45.47-51.150-158.160-163 分冊4  ページ： 101-107  発行年： 2013年09月11日 
JST資料番号： F0788B  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 太陽光発電(PV)などの大量導入に起因する配電系統における電圧上昇問題に対して,静止型無効電力補償装置(SVC)や自動電圧調整器(SVR)や,それらの協調制御による研究がなされているが,機器の導入コストや設置箇所における問題がある。一方,需要家の持つリソースを有効に活用するための手段として,通信機能を有するスマートメータを用いた需要側制御(DSM)やデマンドレスポンスプログラムなどが近年注目を集めている。本研究では,PV連系に伴う電圧上昇問題に対して,電圧逸脱の危険度合いに応じて設定されるリアルタイム電気料金(RTP)を用いたDSMによる解決策を提案した。これは,リアルタイムに電気料金を調整することで,需要家の電力消費パターンを系統運用上望ましい形態に制御・誘導する方法である。そして,提案手法の効果をシミュレーションにより検証した結果,PV出力予測に誤差が含まれる場合においても電圧を適正に維持管理できることを確認した。さらに需要家の価格弾力性の不確実性に対しても,ある程度ロバストであることを確認した。

シソーラス用語： *電圧安定化 ,  *配電系統 ,  太陽光発電 ,  実時間処理 ,  電圧変動 ,  *電力量計 ,  抑制 ,  *電気料金 ,  ロバスト性 ,  計算機シミュレーション ,  計算機利用 ,  利用
準シソーラス用語： *スマートメータ ,  デマンドレスポンスプログラム ,  電圧上昇 ,  電力系統シミュレーション

分類 (1件)： 電力工学・電力事業一般  (NB01000X)

引用文献 (15件)：

• 次世代送配電システム検証委員会:「送配電システムの現状と課題について」 http://www.meti.go.jp/committee/materials2/downloadfiles/g100527a05j.pdf
• D. Iioka, K. Sakakibara, Y. Yokomizu, T. Matsumura, and N. Izuhara: “Distribution Voltage Rise at Dense Photovoltaic Power Generation Area and its Suppression by SVC”, IEEJ Trans.PE, Vol.126, No.2, pp.153-158 (2006-2)(in Japanese)飯岡大輔・榊原邦晃・横水康伸・松村年郎・出原範久:「太陽光発電装置が集中導入された配電系統の電圧上昇とSVCによる抑制」,電学論B,Vol.126,No.2,pp.153-158(2006-2)
• T. Kondo, J. Baba, and A. Yokoyama: “Voltage Control of DistributionNetwork with a Large Penetration of Photovoltaic Generations using FACTS Devices”,IEEJ Trans. PE, Vol.126, No.3, pp.347-358 (2006-3) (in Japanese)近藤太郎・馬場旬平・横山明彦:「太陽光発電が多数導入された配電系統のFACTS機器を用いた電圧制御」,電学論B,Vol.126,No.3,pp.347-358(2006-3)
• N. Yorino, T. Miki, Y. Yamato, Y. Zoka, and H. Sasaki: “A Time Scale Sepa-ration Method for the Coordination of Voltage Controls for SVC and SVR”,IEEJ Trans. PE, Vol.124, No.7, pp.913-919 (2004-7) (in Japanese)餘利野直人・三木崇裕・大和右季・造賀芳文・佐々木博司:「SVCとSVRの協調のための時間スケール分割による電圧制御方式」電学論B,Vol.124,No.7,pp.913-919(2004-7)
• K. Shimizu, T. Genji, C. Nakazawa, and Y. Nakanishi: “Stability Estimation of SVCs in Distribution Systems”,IEEJ Trans. PE, Vol.125, No.5, pp.521-529 (2005-5) (in Japanese)清水慶一・元治崇・中沢親志・中西要祐:「配電系統用SVCの安定性評価に関する検討」電学論B,Vol.125,No.5,pp.521-529(2005-5)

タイトルに関連する用語 (5件)： リアルタイム ,  電気料金 ,  需要家 ,  PV ,  配電系統