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J-GLOBAL ID:201302232099778957   整理番号:13A0905304

健常人における中鎖トリアシルグリセロールの軽度持続性ケトン血症への刺激 脳のエネルギー代謝への潜在的寄与推定

Stimulation of mild, sustained ketonemia by medium-chain triacylglycerols in healthy humans: Estimated potential contribution to brain energy metabolism
著者 (13件):
資料名:
巻: 29  号:ページ: 635-640  発行年: 2013年04月 
JST資料番号: T0836A  ISSN: 0899-9007  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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目的:通常の食事を摂取するヒトを対象に,1)中鎖トリアシルグリセロール(MCT)供給によるケトン血症の刺激と持続の可能性,2)13C-β-ヒドロキシ酪酸化合物と13C-トリオクタン酸化合物代謝,3)ケトン血症の程度による脳エネルギー代謝への理論的寄与,について検討した。方法:健常人8名(26±1歳)に,MCT補給剤を4週間摂取させた(1日4回,20g/日を1週間,続いて30g/日を3週間)。ケトン,グルコース,トリアシルグリセロール,コレステロール,遊離脂肪酸,インスリン量を,2回の代謝試験日に,MCT補給剤の摂取前と摂取後で8時間以上にわたり測定した。安定同位体比質量分析計を用いて,13C-D-β-ヒドロキシ酪酸化合物および13C-トリオクタン酸化合物のβ-酸化による13CO2量を,MCT代謝試験日の前後12時間以上に渡り測定した。結果:MCT代謝試験日後,血漿ケトン値(β-ヒドロキシ酪酸化合物+アセト酢酸塩)が476μMの最高値となり,試験日間の平均値は290μMであった。MCT代謝試験日後,13C-トリオクタン酸化合物のβ-酸化は,摂取1~8時間は有意に低であったが,10~12時間後に上昇した。MCT補給による13C-D-β-ヒドロキシ酪酸化合物の酸化に有意な変化は認められなかった。結論:今回のMCT補給試験は,軽度で安全なケトン体産生のため,通常の食事を摂取している健常人において副作用は認められなかった。この程度のケトン血症は,脳のエネルギー代謝に8%~9%以上寄与すると推定される。Copyright 2013 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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動物の代謝と栄養一般  ,  中枢神経系 
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