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J-GLOBAL ID:201302232346999171   整理番号:13A1146143

タウロコール酸誘導性の壊死性急性膵炎の経時的プロテオーム解析

Time-course proteomic analysis of taurocholate-induced necrotizing acute pancreatitis
著者 (9件):
資料名:
巻: 85  ページ: 12-27  発行年: 2013年06月24日 
JST資料番号: T0073A  ISSN: 1874-3919  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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急性膵炎は膵臓の炎症性疾患であり,経過と重症度は大きく異なる。重症型は重篤な局所および/または全身合併症と関連し,時に死に至る。急性膵炎の病理生物学は複雑である。病理学的過程と疾患経過を決定する因子を同定するために動物モデルが開発されている。本研究は膵管へのタウロコール酸潅流により重篤な壊死性急性膵炎を誘導したラットモデルを用い,継時的なプロテオーム解析を実施した。その結果,特定の生物学的過程に関連した蛋白質レベルが発症後協調的に変化することが示された。本結果は膵炎導入に対する特定の病理学的過程の応答後に生じ,蛋白質経路の経過と匹敵する可能性があった。腺房細胞分泌に関与する蛋白質が他の細胞過程と異なる動態で生じていた。初期減少後,分泌経路関連蛋白質が誘導後18時間で再度上昇した。この現象は膵外分泌腺により産生される急性期蛋白質である膵炎関連蛋白質(REG3A)の突然の発現および膵臓損傷の古典的マーカーの減少と一致し,分泌経路に関連した蛋白質の発現が膵臓損傷の調節因子となる可能性が示された。急性膵炎(AP)は複雑な炎症性疾患であり,その病理生物学は完全に理解されていない。異なるメカニズムの疾患誘導に基づく様々な動物モデルがAPの病理生物学的過程の調査に開発されている。本研究では,胆汁酸のタウロコール酸を膵管に潅流し誘導したAP実験モデルにおいて生ずる膵臓プロテオームの変化を継時的プロテオーム解析により調査した。本実験モデルは膵臓の壊死と全身性炎症を伴う重篤疾患を特徴とする。本研究はAPの病理生物学的に主要な役割を果たす蛋白質経路を同定するために実験的疾患の初期段階で機能的に関連する蛋白質の動態を決定し,古典的パラメータと本データを関連付け,疾患の重篤性を調査することを目的とした。本論文はタウロコール酸誘導性の壊死性AP過程の膵臓における蛋白質発現の全体像を初めて提供する。APの様々な実験モデルにおいてプロテオームまたは生化学的手法を用いて得られたデータと本結果の相関性は新規特徴や仮定の創出を強調し,さらなる調査の標的として確実な基礎を構築するであろう。Copyright 2013 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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消化器の基礎医学  ,  実験用生物 
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