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J-GLOBAL ID：201302232527903702   整理番号：12A1790733

山葵沢地熱プロジェクトの現況について

著者 (1件)： 中西繁隆 (湯沢地熱)
資料名： 地熱技術  (Journal of the Geothermal Energy Research & Development)
巻： 37  号： 3-4  ページ： 59-69  発行年： 2012年11月30日 
JST資料番号： L5004A  ISSN： 0285-1717  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 湯沢地熱(株)が進めている山葵沢地熱発電所設置計画の概要及びプロジェクトの現況について紹介する。平成200年度から地熱発電事業化検討を開始し,平成21年度には地下温度と透水性を確認することを目的として調査井を掘削した。掘削の結果,高い温度と極めて高い透水性を確認した。平成22年度には加圧注水試験と墳気試験を実施し,墳気試験では蒸気量25t/hを確認した。また坑井内シミュレーションを実施した結果,大坑径の生産井では十分な蒸気量が見込まれることが推定された。長期的に亘る安定的な蒸気生産の維持の観点から,山葵沢地域で蒸気・熱水を生産し,距離的に離れた秋の宮地域に熱水還元する計画である。必要な還元井については,環境影響調査終了後の建設期間中に掘削する計画としている。発電所建設に係る工事は,環境影響評価の手続きが完了した後,平成27年度に着手する予定であり,営業運転開始は平成32年度の予定である。発電出力は,持続可能な発電出力としてダブルフラッシュ方式による42,000kW級で計画している。

シソーラス用語： *地熱発電 ,  発電所 ,  環境アセスメント ,  *坑井掘削 ,  *還元井 ,  出力 ,  熱水噴出 ,  *注水試験 ,  シミュレーション
準シソーラス用語： 地熱発電所 ,  *環境影響調査 ,  環境影響評価 ,  発電出力

分類 (1件)： 地熱発電  (NB03110F)

引用文献 (5件)：

• 赤坂千寿・中西繁隆(2012):山葵沢・秋ノ宮地域の地熱開発調査,九大地熱・火山研究報告,20,72-76.
• NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構・)(1998):地熱開発促進調査報告書No.C-2山葵沢地域.
• NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)(2001):地熱開発促進調査報告書No.C-3秋ノ宮地域.
• 齋藤徹(2002):地熱開発促進調査の地域レポート[C-2]山葵沢地域地熱エネルギー,27,No.3,13-37.
• 佐々木茂(2002):地熱開発促進調査の地域レポート[C-3]秋ノ宮地域,地熱エネルギー,27,No.4,73-95.

タイトルに関連する用語 (2件)： 山葵 ,  プロジェクト