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J-GLOBAL ID:201302233048370712   整理番号:13A1065585

カメゲノム:スッポンとアオウミガメのドラフトゲノム配列から得られたカメに特有なボディプランの発達と進化に関する知見

The draft genomes of soft-shell turtle and green sea turtle yield insights into the development and evolution of the turtle-specific body plan
著者 (37件):
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巻: 45  号:ページ: 701-706  発行年: 2013年06月 
JST資料番号: W0430A  ISSN: 1061-4036  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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カメに固有の解剖学的な特徴は,その特徴的なボディプランの起源に関して様々な未解決問題をもたらしてきた。我々は,スッポン(Pelodiscus sinensis)とアオウミガメ(Chelonia mydas)のゲノム概要配列を決め,解析したところ,カメは鳥類~ワニ類系統と近縁であり,およそ2億6790万年から2億4830万年以前(ペルム紀後期~三畳紀)に鳥類~ワニ類系統から分岐したことが示唆された。これらのカメでは,嗅覚受容体の遺伝子数が大幅に増加していることも明らかになった。胚の遺伝子発現の解析からは,カメとニワトリの胚発生の間に砂時計の形のようにくびれをもった多様性が認められ,最もよく保存されている胚段階が,羊膜類に共通したパターンがみられる後期の胚段階ではなく,むしろ,脊椎動物の基本設計(ファイロタイプ)がみられる時期であることがわかった。背側の甲羅の縁の成長域でWnt5a発現も観察され,四肢に関連した一部のWntシグナルがカメ特有の新奇形質に再利用されたという可能性も支持された。これらの結果は,カメの進化には,予想外に保守的な脊椎動物ファイロティピック段階の保存と,その後に続くカメに特異的な再パターンニングを通した,新奇形質である甲羅の形成が伴ったことを示している。Copyright Nature Publishing Group 2013
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分類 (1件):
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進化論一般 

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