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J-GLOBAL ID：201302233104412350   整理番号：13A0100228

効率的なショ糖利用株である大腸菌Wのショ糖利用の分子制御

Molecular Control of Sucrose Utilization in Escherichia coli W, an Efficient Sucrose-Utilizing Strain

著者 (3件)： SABRI Suriana (Univ. Queensland, QLD, AUS) ,  NIELSEN Lars K. (Univ. Queensland, QLD, AUS) ,  VICKERS Claudia E. (Univ. Queensland, QLD, AUS)
資料名： Applied and Environmental Microbiology  (Applied and Environmental Microbiology)
巻： 79  号： 2  ページ： 478-487  発行年： 2013年01月 
JST資料番号： A0427A  ISSN： 0099-2240  CODEN： AEMIDF  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 大腸菌Wの染色体にコードされたショ糖異化(csc)の遺伝子の役割をノックアウトと過剰発現実験により調べた。低ショ糖濃度で,cscの遺伝子が抑制され,細胞は増殖できなかった。リプレッサー蛋白質(cscR)またはフルクトキナーゼ(cscK)遺伝子を欠失すると抑制が促進された。さらに,cscRとcscKのコンビナトリアルなノックアウトは,低ショ糖での増殖率を改善した。インベルターゼ(cscA)とショ糖トランスポーター(cscB)の遺伝子は大腸菌W内のショ糖異化に不可欠であり,他の遺伝子はショ糖輸送や分解に寄与しなかった。cscKはショ糖利用に必須でなかった。炭素利用の制限時に,低ショ糖で果糖を細胞が利用するのに対し,高ショ糖で果糖をcscKノックアウト株が培地中に排泄した。cscA,cscAK,またはcscABの過剰発現はWΔcscRKABノックアウト変異体を補完でき,天然ショ糖を利用できないK-12株を増殖させ,特にcscABの発現が有効だった。この知見は大腸菌などの菌株でのショ糖利用率を向上させるのに役立つ。

シソーラス用語： *大腸菌 ,  インベルターゼ ,  膜タンパク質 ,  アルコールホスホトランスフェラーゼ ,  レプレッサー ,  *糖質代謝 ,  遺伝子破壊 ,  相補性試験 ,  二糖類 ,  ピラノシド ,  フラノシド ,  グルコシド ,  フルクトオリゴ糖
準シソーラス用語： ショ糖トランスポータ ,  フルクトキナーゼ

分類 (1件)： 代謝と栄養  (EG03054K)

物質索引 (1件)： 蔗糖

タイトルに関連する用語 (3件)： ショ糖 ,  株 ,  大腸菌