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J-GLOBAL ID：201302233425916318   整理番号：13A0693274

穀物消費の外部性:調査

Externalities from grain consumption: a survey

著者 (1件)： METZGAR Matthew (Univ. North Carolina at Charlotte, NC, USA)
資料名： International Journal of Food Sciences and Nutrition  (International Journal of Food Sciences and Nutrition)
巻： 63  号： 4  ページ： 453-460  発行年： 2012年06月 
JST資料番号： W0155A  ISSN： 0963-7486  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 穀物の消費はアメリカ人の肥満や糖尿病などを低減し,公衆衛生に有益であるとして,アメリカ農務省による食品のガイドラインで推奨されている。しかし,最近の栄養調査では,ある一部の人々に対し健康への有害な影響があることが報告されている。そこでこの調査では,穀物の消費が人間の健康に影響を与える有益及び有害な外部性について記述した。穀物消費の影響による有益な外部性としては,慢性疾患(心血管疾患,2型糖尿病,高血圧,肥満および癌)に対し全粒穀物の消費はそのリスクを低下させ,発症を抑制する。これにより生じる,これら疾患の治療費の低減はかなり大きいと考えられた。また,治療費が高くなる貧血や妊娠女性の葉酸欠乏による子供の神経管奇形に対しても全粒穀物は有益であった。有害な外部性としては,慢性疾患に対する有益な影響の否定や発生率の増加,セリアック病や自己免疫疾患へのグルテン不耐性の影響などが挙げられた。さらに穀物消費は多発性硬化症,統合失調症,子供の食品アレルギー,葉酸過剰症,フィチン酸塩によるミネラル吸収阻害などとも関連した。

シソーラス用語： *穀類 ,  *ヒト ,  摂食 ,  *経済効果 ,  *食餌効果 ,  *病気 ,  予防 ,  医療費 ,  原価低減 ,  栄養 ,  公衆衛生 ,  疫学 ,  栄養調査 ,  心血管疾患 ,  糖尿病 ,  高血圧症 ,  肥満 ,  腫瘍 ,  代謝性疾患 ,  腸疾患 ,  グルテン ,  食品アレルギー ,  統合失調症 ,  奇形 ,  神経系疾患 ,  アミノ酸 ,  脂肪族アミン ,  窒素複素環化合物 ,  芳香族アミン ,  芳香族カルボン酸 ,  脂肪族カルボン酸 ,  カルボアミド ,  ヒドロキシ化合物 ,  アミノカルボン酸 ,  第二アミン ,  ビタミンB群
準シソーラス用語： セリアック病 ,  *外部性 ,  神経管奇形 ,  *全粒穀物

分類 (3件)： 穀類とその製品一般  (FJ04010T) ,  食品一般  (FJ01010Y) ,  公衆衛生  (GB02000X)

物質索引 (1件)： 葉酸

タイトルに関連する用語 (4件)： 穀物 ,  消費 ,  外部性 ,  調査