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J-GLOBAL ID:201302233620994390   整理番号:13A1568341

京都における大気粒子状物質中多環芳香族炭化水素の動態解析

Analysis of Polycyclic Aromatic Hydrocarbons Contained in Atmospheric Particulates in Kyoto
著者 (4件):
資料名:
巻: 62  号:ページ: 275-283 (J-STAGE)  発行年: 2013年 
JST資料番号: F0008A  ISSN: 0525-1931  CODEN: BNSKAK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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2006年5月から2007年12月まで京都において大気中粒径4 μm以下の粒子(PM4)を捕集し,大気中PM4質量及び多環芳香族炭化水素(PAHs)濃度を求め,その挙動や生成に及ぼす気象要因や中国大陸からの影響について解析を行った.大気中PAHs濃度は,Benzo[b]fluoranthene(BbF),Benzo[ghi]perylene(BghiP)及びIndeno[1,2,3-cd]pyrene(IP)の3種のPAHsが最も高く,Benzo[a]pyrene(BaP)濃度0.007~0.56 ng m-3に対し,約2倍の値であった.大気中PAHs濃度は,夏季に低く冬季に高いという季節変化を示した.これは,気温の高い夏季には揮散や光分解などによりPAHs濃度が減少するためと推測できる.ほとんどの場合,6環のPAHsは,4環,5環のPAHsよりも大気中に高濃度で検出され,蒸気圧が小さく夏季にも比較的安定に存在するため,冬季と夏季の大気粒子中PAHs含有量の差が小さかった.大気中PAHs濃度は,NO2濃度と正の相関を示し発生源として自動車の寄与が確認されたが,NO2濃度の予測値よりも大気中PAHs濃度が高くなる場合が観測された.バックトラジェクトリ解析により,黄砂観測時及び冬季などで大気PAHs濃度が高くなる場合は,中国大陸などの汚染物質の長距離輸送が考えられる.(著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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大気汚染一般  ,  炭素多環化合物一般 
引用文献 (21件):
  • 1) 日本化学会編 : 季刊化学総説"大気の化学", (1990), (学会出版センター).
  • 2) 大多喜敏一 : "大気保全学", (1988), (産業図書).
  • 3) 横山栄二,内山巌雄編 : "大気中微小粒子の環境・影響", (2000), ((財)日本環境衛生センター).
  • 4) 竹川秀人 : 有機粒子の二次生成モデル,豊田中央研究所 R&D レビュー,35, No. 1 (2000).
  • 5) E. Yamada, S. Funoki, Y. Abe, S. Umemura, D. Yamaguchi, Y. Fuse : Anal. Sci., 21, 89 (2005).
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