抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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平成10年度に設けられた「総合的な学習の時間」は,13年が経過した現在,より新しい,より有効な学習プログラムが求め続けられている。これは,「総合的な学習の時間」の実践事例に,全国のどの学校においても実施できる普遍的・不易な学習プログラムが少ないことが一因であると考えられる。本研究では,「総合的な学習の時間」のテーマとして,これまで技術科において「ものづくり」,「動力機関」などの教材として用いられてきた「水車」を設定しプログラム開発を行った。そして,実践後生徒が水車からどのように学びを広げたかについて調査し,その教育効果を検証した。実践授業の結果から,「水車」というローテク機関を題材とすることにより,「技術史~先人の知恵~」「ハイテク機関の土台」について学ぶことができるだけでなく,「文化」,「生活」,「産業」等にも学びを広げられることができた。また,水車工作を通して動力伝達の仕組みを視覚的・体験的に捉えさせることもできた。(著者抄録)