抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
日本の中小企業従業者数は国内雇用の約7割を占めており,日本の国際競争力強化に重要な役割を担っている。本研究では,日本の国際競争力強化のために,中小企業等が国際展開を行いながら,国内に集中的に残して強化する機能等,どのように競争力を強化していけばよいかについて検討することを目的としている。その結果,中小企業の海外展開に必要な取り組みとして「事前調査と事前準備の国内公的機関の活用」「海外展開戦略・戦術の立案」「立地場所の検討」「海外先地域における優遇措置等の活用」「人材育成と人材確保」「現地商習慣の把握」「現地法制度の把握と役所対応の仕方」「工場・生産ラインの立ち上げ」「海外での開発や高度技術への対応」「不足する経営資源の補完」「リスクマネジメントへの対応」が重要であることがわかった。一方,海外展開している中小企業が国内に集中的に残して強化する機能としては,「将来の事業構想機能」「ものづくり機能」「生産技術・設備機能」「人材育成機能」「国内外幹部の人事管理機能」であった。