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J-GLOBAL ID:201302234011704102   整理番号:13A0784711

単分子磁石として新ファミリの三核ニッケル(II)錯体

A New Family of Trinuclear Nickel(II) Complexes as Single-Molecule Magnets
著者 (8件):
資料名:
巻: 19  号: 12  ページ: 3943-3953  発行年: 2013年 
JST資料番号: W0744A  ISSN: 0947-6539  CODEN: CEUJED  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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N,N,O供与体三座配位Schiff塩基配位子2-[(3-ジメチルアミノプロピルイミノ)メチル]フェノール(HL)はNi3平面の反対側にμ3-ヒドロキシド及びμ3-フェノキシド架橋でキャップされた三角形NiIIコアの珍しい型の三核錯体の合成を可能にする。著者らはHLを含む分子式[Ni3L3(OH)(X)](ClO4)(X=Cl-(錯体1),OCN-(錯体2)或いはN3-(錯体3))を持った新ファミリのヘテロ架橋(フェノキシド,ヒドロキシド及びハロまたは擬ハロ)Ni3三核錯体を合成し,結晶構造及び磁気特性を調査したので報告する。これらの強磁性的に結合した三核錯体は単結晶磁化データ,交流磁化率測定及びパルス場磁化実験により新規単分子磁石(SMM)であることが示される。錯体1~3の多結晶試片につき,高周波電子常磁性共鳴(HF-EPR)測定を行い,Ni3SMMをキャラクタライズした。三脚のヒドロキシド及びフェノキシド酸素原子は単軸磁気異方性用の調整因子として,また強磁性カプラーとして重要な役割を果たす。Schiff塩基及びヒドロキシド基のイミン窒素に対する短軸結合は負のゼロ磁場分裂パラメータ(D)に起因する圧縮した八面体幾何形に繋がる。負のDはSMM挙動に有利であり,NiIIイオン間の小架橋角度は高スピン基底状態(S=3)で分子内カップリングを強磁性にする。結果として,Ni3系は新ファミリの単分子磁石を形成する。
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分類 (2件):
分類
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コバルトとニッケルの錯体  ,  有機化合物の磁性 
タイトルに関連する用語 (4件):
タイトルに関連する用語
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