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J-GLOBAL ID：201302234093030821   整理番号：13A1002369

ペルム紀と三畳紀の温暖化危機

Permian and Triassic greenhouse crises

著者 (1件)： RETALLACK Gregory J.
資料名： Gondwana Research  (Gondwana Research)
巻： 24  号： 1  ページ： 90-103  発行年： 2013年07月 
JST資料番号： W2249A  ISSN： 1342-937X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ペルム紀と三畳紀の古土壌からの古気候の時系列は,石灰質赤色古土壌に一般的な冷涼で乾燥した環境の長期に渡る継続を中断するかたちで,短期間の異常に温暖で湿潤な時期があったことを示している。これらの古気候的事象の幾つかは,Lepidopteris化石の気孔指数から知られており,地球大気のCO₂の上昇を示している。ペルム紀と三畳紀における19の温暖化危機の程度は様々で,古気候と大気CO₂レベルの間の関係を示す新たな証拠がもたらされる。これらの温暖化危機は低地の植生に大きく影響し,霜に敏感な熱帯性のlycopsidsを高緯度地域に移動させ,干ばつに耐性のある針葉樹を低緯度の低地に移動させる。後期及び中期ペルム紀の温暖化危機は最も深刻なものとして知られており,それらの大量絶滅事象においてCH₄とCO₂による大気汚染をもたらしたのは,洪水玄武岩のフィーダー岩脈によって石炭に生じた熱による裂開であることを示唆している。なぜなら境界の定義にこだわると,これらの大量絶滅はペルム紀末期でもグアダループ世末期でもなく,各々チャンシンギアン階上部とキャピタニアン階中部だからである。Copyright 2013 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： 古土壌 ,  温室効果 ,  *古気候 ,  *二畳紀 ,  *三畳紀 ,  *地球温暖化 ,  *二酸化炭素 ,  大気中 ,  植生 ,  しだ類 ,  植物化石

分類 (1件)： 古生代  (DE02030K)

タイトルに関連する用語 (3件)： ペルム紀 ,  三畳紀 ,  温暖化