抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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東日本大震災以降,エネルギーの供給バランスの問題がクローズアップされ,節電への取組みが生活に定着しつつある。電気をこまめに消すことや,エアコンの設定温度を変えるなど,アナログな節電対策だけでなく,電気使用量の見える化やデマンドレスポンスによる使用量抑制といったデジタルな判断での節電対応が望まれ始めている。また,エネルギーの供給側に向けても,電力需要予測をより細かく実施することが,効率的かつ安定的なエネルギー供給につながると考えられている。このような期待に応えることが可能となった背景として,スマートメーターの導入がある。スマートメーターの導入は,より細かな単位での電気使用量などのデータを収集することを実現し,様々な角度からのデータ分析をすることができるようになった。富士通は今後,このようなデータの利活用を支援するソリューションを提供するための取組みを行っている。このソリューションは,電力需要/供給側の両者へのソリューションであり,将来のスマートグリットを実現する礎になると考える。本稿では,そのソリューションの構成と特徴について述べる。(著者抄録)