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J-GLOBAL ID:201302234830153735   整理番号:13A1942487

津波被災下水処理場の段階的復旧対策技術による水質改善効果

Improvement of final effluent quality of the wastewater treatment plant damaged by Tsunami through stepwise restoration technologies
著者 (5件):
資料名:
巻: 50  号: 614  ページ: 111-120  発行年: 2013年12月01日 
JST資料番号: S0270A  ISSN: 0021-4639  CODEN: GSKSA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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東日本大震災の津波により壊滅的な被災を受けた仙塩下水処理場では,水処理の復旧に長期間を要した。このため,段階的な対策の実施により水質の改善が図られたが,これまで経験したことのない状況での対応であり,特に衛生学的安全性の確保のために対策がどのように寄与し,また,留意点が何なのかを明らかにしておくことは,今後の被災時対応にとって重要である。本稿では,被災した下水処理場を対象とした継続的な現地調査や消毒実験を実施し,段階的な復旧対策技術による有機物や病原微生物の除去および消毒効果の改善を評価した。その結果,初期対応での簡易沈殿処理法は,沈殿汚泥により生成する還元性物質が消毒剤を消費して消毒効果に影響するため,汚泥の引き抜き管理の重要性が明らかとなった。また,沈殿処理水に凝集沈殿処理を加えることにより,消毒効果が向上する結果が得られた。次いで,簡易曝気の復旧は,塩素消毒による大腸菌群の不活化効果の向上に寄与していた。さらに,曝気および汚泥の返送系が復旧することにより,生物処理後の大腸菌群やノロウイルスの濃度が低下するとともに,消毒における残留塩素の割合が増し,消毒効果が向上した。なお,活性汚泥処理への移行当初は生物相が生成途上であることから,ウイルス除去率が劣ることに留意が必要であることを明らかにした。これら段階的復旧による処理機能の回復にともない,放流水域の水質改善効果が確認された。(著者抄録)
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分類 (1件):
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下水・廃水処理施設 

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