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J-GLOBAL ID：201302235311906226   整理番号：13A1216872

銅スラグを用いたコンクリートのフライアッシュ利用による性能向上に関する研究

PERFORMANCE IMPROVEMENT OF COPPER SLAG CONCRETE BY USE OF FLY ASH

著者 (4件)： 石井光裕 (四国総合研) ,  出口恒太 (香川大 工) ,  堺孝司 (香川大 工) ,  阿部信二 (三菱マテリアル)
資料名： セメント・コンクリート論文集  (Cement Science and Concrete Technology)
巻： 66  ページ： 629-636  発行年： 2013年02月25日 
JST資料番号： F0276A  ISSN： 0916-3182  CODEN： SKROER  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 精銅所から副産物として銅スラグがもたらされる。銅スラグをコンクリートへ利用した場合,ブリーディングが増大し,硬化コンクリートの強度・耐久性への影響が大きいため一般的な利用に至っていない。本研究では,ブリーディングの抑制および資源の有効利用の観点からフライアッシュの利用を試み,銅スラグとフライアッシュを併用したコンクリートのフレッシュおよび硬化特性に及ぼす影響について検討した。その結果,銅スラグ利用は,AE減水剤添加量や大きな細孔を増加させるが,フライアッシュの併用で,ブリーディングの減少,圧縮強度発現の向上,長さ変化率の減少等の効果が得られ,また,微粒分の多い岩種の利用や増粘剤利用は,強度発現の増加に寄与することなどが明らかになった。

シソーラス用語： *スラグ ,  *コンクリート ,  *フライアッシュ ,  ブリージング ,  硬化 ,  強度 ,  耐久性 ,  減水剤 ,  細孔 ,  強度発現 ,  増粘剤 ,  *銅スラグ ,  AE減水剤 ,  機械的性質

分類 (2件)： 骨材  (YC05060B) ,  モルタル,コンクリート  (RA06042H)

引用文献 (6件)：

• 1) 土木学会:銅スラグコンクリートを用いたコンクリートの施工指針、コンクリートライブラリー92、pp.1-27 (1998)
• 2) 日本規格協会 : JIS A 5011-3コンクリート用スラグ骨材、第3部 : 銅スラグ骨材、4.品質(2003)
• 3) 大河芳賢、堺孝司 : 銅スラグおよびフライアッシュを細骨材として用いたコンクリートのフレッユ・硬化特性に関する研究、コンクリート工学年次論文集、Vol.33、No.1、pp. 125-130 (2011)
• 4) 例えば鐵鋼スラグ協会 : 鉄鋼スラグの高炉セメントへの利用、pp.13-14 (2012)
• 5) 例えば太平洋セメントホームページ : 高炉セメント(2012年9 月5 日閲覧)

タイトルに関連する用語 (5件)： 銅スラグ ,  コンクリート ,  フライアッシュ ,  性能向上 ,  研究